メダカの卵を早く孵化させる方法と孵化を早くする時の注意点を解説

メダカの卵を採ると、早く孵化しないか待ち遠しくなりますよね。
1日でも早く孵化させてメダカの稚魚を見てみたいという方もいれば、
たくさんメダカを増やして早く大きくするために早く孵化させたいという方も多いんじゃないかと思います。
そこで今回は「メダカの卵を早く孵化させる方法と注意点」というテーマで話していきたいと思います。
特に注意点については、僕の失敗談をお伝えしていきますのでぜひ最後までご覧ください。
メダカの卵を早く孵化させる方法は水温を上げること!
先に結論からお伝えすると、メダカの卵を早く孵化させる方法は水温を上げることです。
メダカの卵が孵化する条件は決まっていて、積算水温が250°Cに達すると孵化します。
※積算水温=平均水温25°Cが10日間などで合計250°Cになる計算。
つまり…
- 平均水温20°Cの場合…250°C ÷ 20°C = 13日で孵化
- 平均水温25°Cの場合…250°C ÷ 25°C = 10日で孵化
- 平均水温30°Cの場合…250°C ÷ 30°C = 9日で孵化
1日の中で気温は変動するため、この計算通りに孵化することは稀ですが、
平均水温が高いほど、メダカの卵は早く孵化します。
その他にも、日光やLEDライトなどで光を12時間以上当ててあげて、
エアレーションなどで水中の酸素量を多くしてあげると、卵の孵化率も上がってきます。
このように、メダカの卵を早く孵化させるには「水温」「光」「酸素」が鍵になってきます。
この3つの要素の中でも、水温を上げることがメダカの卵を早く孵化させるためには重要です。
ですが、極端に水温を高くしてしまうと(例えば50°Cなど)卵が煮えてしまいますので注意が必要です。
次からは、僕がアクアリウム用のヒーターを使って実際に35°Cに保ったまま孵化させた時の結果と失敗談をお伝えします。
メダカの卵の孵化を早くさせる時の注意点とは?
メダカの卵を出来るだけ高水温(今回は35°C)で保ったまま孵化させると、奇形のメダカが生まれてくる可能性が高まりました。
普通であれば孵化に10日間以上かかるところを約7日間での孵化に成功しました。
確かに水温を上げることによって、メダカの卵の孵化を早くすることは出来ましたが、
実際に育ててみて1ヶ月後に観察してみると、頭の形がおかしかったり、背骨が曲がっていたりなど、ほとんどの個体に何らかの異常が見られました…
とにかく早く孵化して欲しいという気持ちから、極端に水温を上げてしまうとこのような結果になってしまいます。
もしかしたら水温以外のことが原因だったかもしれませんが、
普通の水温で孵化させた個体にはほとんど異常は見られなかったので、僕は水温が原因だと考えています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
常識の範囲内で、水温を上げれば上げるほど、その分メダカの卵は早く孵化します。
ですがそうして早く生まれたメダカには、何らかの異常が見られる結果になってしまいました…
先天性の奇形は、次の世代にも遺伝すると言われています。
どんなに表現が良くて美しいメダカでも、体型を綺麗に戻すのには時間と根気が必要です。
もしどうしても早く孵化させたいと考えているのであれば、奇形のメダカが生まれてくる
可能性が高まるということも知っておいていただければ幸いです。
というわけで、これからもメダカの先輩達とメダカ達から学びながら、経験を積んでいきたいと思います。
僕の知識と経験は、惜しみなく発信していきますので、応援してくださる方は、
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最後までご覧いただきありがとうございました^^