メダカの卵と針子の育て方|孵化率を10倍にした水温管理と餌の選び方
今回のテーマは「メダカの卵をしっかり孵化させるのに重要なたった一つのこと」です。
「4月に入って、ようやくメダカが卵を付けてくれた!でもなかなか孵化してくれない…孵化してくれても育つ前に死んでしまう…」こんな悩みはありませんか?
目が見えている有精卵なはずなのに、なぜか卵が孵化してくれない。
せっかく孵化しても、稚魚になる前に針子が死んでしまうことも多いですよね。
卵をしっかり孵化させるのに重要なたった一つのこと。
それが「水温」です。
水温さえ気を付けてあげるだけで、孵化率が10倍にまで上がった実験も紹介します。
記事の後半では”孵化したばかりの針子の育て方”に
ついても話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではみていきましょう!
- メダカの卵を孵化させる最重要ポイントは「水温25℃前後」
- 水温を管理するだけで孵化率が10倍に上がる実験結果あり
- 針子が死ぬ原因は「餓死」。口に入る大きさのエサを与えるのが必須

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メダカの卵を孵化させる最重要ポイントは「水温」
そもそも卵が孵化する条件って知っていますか?
メダカの卵が孵化する一番重要な条件は温度です。
具体的には、平均水温25°Cを10日間保てれば孵化します。
25°Cを10日間なので、合計250°Cに達すれば孵化します。
平均水温が25°Cよりも低ければ孵化するのに10日以上掛かりますし、25°Cよりも高ければ10日未満で孵化します。
卵が孵化する条件が分かったところで、今の時期の気温はどうでしょうか?
地域によっては朝晩の気温が10度以下になる所もあります。
昼間は暖かくなってきたとはいえ、最高気温でも25°Cを超える日は珍しいですよね。
このようにまだ気温が高くない時期に産まれた卵は、孵化するまでに時間が掛かってしまいます。
孵化までの時間が掛かれば掛かるほど、水中の菌によって卵にカビが生えて腐ってしまうリスクが高まります。
そうすると、有精卵だったとしても孵化する前に卵が死んでしまうんですね…
なので水温を出来るだけ25°Cに保ってあげることを意識するだけで
孵化率は全然違ってきます。
「水温を上げれば良いのは分かったけど、どうやってあげたら良いか分からない…」という方のために紹介する一番お手軽な方法は、水槽用のヒーターを使うことです。
私はこちらを使っています▼
設定温度を25〜27°Cに設定してあげて、そのまま有精卵を入れておくだけで、ちゃんと孵化してくれるようになりますよ。
室内であれば、水槽用のヒーターを使ってあげることが一番お手軽なのですが、
外飼育の場合はなかなか難しいですよね…
室内飼育であっても野外飼育であっても、卵の孵化には”水温”が必須なのは変わりません。
なるべく日光が当たる場所に容器を置いて少しでも水温が上がるようにしたり、
水温が下がりにくい黒い容器に卵を入れるなど、ちょっとした工夫で孵化率は上がってくると思います。
【検証】水温だけ変えたら孵化率は10倍に!加温あり/なしの実験結果
「水温を上げるだけでそんなに孵化率が変わるの!?」と半信半疑な方のために、実験をしてみました。
実験の内容がこちら▼
- 水の成分は同じ(カルキを抜いた水道水)
- 水の量も同じ
- 同じ親から産まれた卵(約25個)
- 室内の気温は平均約15°C
- 加温ありと加温なし
加温ありの方は水槽用のヒーターで25°Cに設定しました。
さて10日後の孵化率は?
加温あり…20匹(80%)
加温なし…2匹(8%)
↑このような結果になりました。
ちなみに孵化しなかった卵は、目が見えているのにカビが生えて腐っていました…
メチレンブルーなどの薬品に漬けてあげたり、毎日水換えをしてあげれば、カビは生えなかったかもしれませんが、
実験の条件を揃えるために余計なことはしなかったところ、このような結果になりました。
「孵化率を上げるには水温を上げること」
とっても大事です。
メダカの針子の育て方|餓死を防ぐ餌の選び方
「水温を上げてみたら卵が無事に孵化するようになった!でも産まれた針子がどんどん死んでしまう…」これは本当によくある悩みですよね。
私もメダカ飼育を始めた頃は悩んでました…
産まれたばかりの針子が死んでしまう一番の原因は”餓死”です。
つまり餌を食べられなくて死んでしまうことが多いです。
なので”針子の口に入るエサ”を与えてあげる必要があります。
親メダカに与えているエサをそのまま与えていたりしませんか?
すり潰してあげれば大丈夫ですが、そのままの大きさだと
産まれたばかりの針子は食べることができないので注意が必要です。
よく良いと言われているのが、グリーンウォーターで針子を育てることです。
グリーンウォーターの正体は”植物プランクトン”なので、針子にとっては水中に常にエサがある状態です。
グリーンウォーターを上手に作れるなら、グリーンウォーターで針子を飼育してあげるのが一番お手軽かもしれません。
超簡単なグリーンウォーター(青水)の作り方という記事も合わせてご覧ください。
グリーンウォーターを手早く作りたい方には、生クロレラ原液を使う方法もおすすめです。
もちろんグリーンウォーターでなくても、針子を育てることは出来ます。
グリーンウォーターを使わない場合、針子を死なせないようにするには
餌の成分よりも、とにかく針子の口に入るエサである必要があります。
こちらは粉末タイプで、口に入りやすいサイズになっているのが特徴です▼
もう少し成長してきたら、エラ・体表ケアにもなる「パラクリア マッシュ」もおすすめです▼
それからゾウリムシ▼
“パラクリア マッシュタイプ”は成魚にも使える粉エサなので、これ一つで針子〜成魚まで飼育できるのが嬉しいです。
ゾウリムシは栄養こそ少ないものの、針子の餓死防止には最適な生き餌です。
五式typeRをしたことで有名な”しいらメダカ”さんも針子の時にはゾウリムシを使うことがあるとおっしゃっていました。
簡単に増やすことも出来るので、一度試してみる価値はあります。
まとめ|メダカの卵と針子は「水温」と「口に入る餌」で生存率UP
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度おさらいです▼
メダカの卵が孵化するためには、水温がとても重要です。
平均水温25°Cを保ってあげるだけでも孵化率は大きく上がります。
孵化したばかりの針子の1番の死因は”餓死”です。
グリーンウォーターで飼育したり、針子の口に入る大きさの
エサを与えることが重要です。
この記事がメダカの卵と針子の育て方の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました^^
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- 第1章:メダカを知り、お迎えする準備をしよう
(メダカの生態・雌雄の見分け方・室内飼育と屋外飼育) - 第2章:メダカを死なせない!毎日の正しいお世話
(水合わせ・餌やり・水換え頻度) - 第3章:日本の四季とメダカの暮らし
(春夏秋冬ごとの管理と注意点) - 第4章:命を繋ぐ!繁殖と針子・稚魚の育て方
(採卵・孵化・赤ちゃんメダカの生存率を上げるコツ) - 第5章:いざという時のメダカの病気と治療法
(主なメダカの病気の種類と対処法)










