メダカのカルキ抜きの比較|1本で何リットル使えるかで選ぶ9製品
メダカのカルキ抜きを買おうとして、似たようなボトルがたくさん並んでいて、どれを選べばいいか迷ったことはないでしょうか。
同じ500mLのボトルでも、1本で使える水の量は5倍ほど違い、カルキを抜く以外に入っているものも製品ごとに違います。
この記事では、メダカに使えるカルキ抜きを、メーカーが公表している情報と、私の飼育場での使い方をもとに比べます。
それでは見ていきましょう。
- まず見るのはカルキを抜くだけでいいか、水換えのときのメダカへの負担も気にするかです
- 次に、自分の容器の水の量に対して、1本でどれくらい使えるかを見ます
- 私の飼育場では、今はエーハイムの4in1を使っています
- 時間に余裕があるときは、水を汲み置きしてカルキを抜く方法もおすすめです
先に結論をお伝えします。求めるもので3つに分かれます
商品だけ早く知りたい方のために、先に結論をお伝えします。
水換えのときのメダカへの負担も気にするなら
今回ご紹介する中で、いちばん汎用性が高く、おすすめしたい商品です。
私が今使っているのは、エーハイムの4in1です。
カルキを抜くことに加えて、エラと粘膜を守る成分、白いにごりのもとをまとめる成分、重金属を無害にする成分が入っているとメーカーは説明しています。
とにかくカルキを抜ければいいなら
カルキを抜くことだけが目的なら、成分のシンプルな製品で十分です。
GEXのカルキぬき ハイポは粒のタイプで、水10Lに1粒が目安と公表されています。
メダカ用に作られたものを選びたいなら
メダカ用として作られたカルキ抜きもあります。
GEXのメダカ元気 はぐくむ水づくりは、500mLで飼育水1000L分使えるとメーカーが公表していて、ビタミンやミネラルも入っています。
カルキ抜きを選ぶときに見る順番
ここからは、もう少しきちんと選びたい方向けです。
| 見る順 | 見るところ | 確認のしかた |
|---|---|---|
| 1 | カルキを抜くだけか | エラや粘膜を守る成分、ビタミンなど、ほかに何が入っているか |
| 2 | 1本で何リットル分使えるか | 使う量の目安と内容量から、自分の容器で何回分になるか |
| 3 | 液体か粒か | 液体は量を細かく調節しやすく、粒は数えるだけで済みます |
| 4 | 一緒に使えないもの | 魚の病気の薬と一緒に使わないよう書いている製品もあります |
とくに2番目です。
同じ500mLでも、1本で使える水の量は500L分から2,500L分まで違うので、水換えの量が多い方ほど差が大きくなります。
- 水道水を消毒するために入っている、塩素を含んだもののことです
- 人には害がありませんが、メダカにとってはエラや粘膜を傷める原因になります
- 水を汲み置きしておくか、カルキ抜きを入れて中和してから使います
タオめだかで実際に使っているカルキ抜き
比較に入る前に、私の飼育場での使い方をお伝えしておきます。
今使っているのは、エーハイムの4in1です。
以前は、ダイソーやセリアで売っているカルキ抜きを使っていて、約30Lの水道水にキャップ1杯が目安でした。
時間に余裕があるときは、バケツに水を汲んで日の当たる場所に置き、夏なら半日、冬なら2日ほど待ってカルキを抜くこともあります。
汲み置きはお金がかからず、飼育容器の隣に置いておけば水温合わせも同時にできます。
水換えのときだけでなく、蒸発した分を足す水も、水道水にカルキ抜きを入れて作っています。
ヒーターで温めている容器に足すときは、足す水も湯煎で温めて、なるべく水温をそろえてからゆっくり足しています。
採卵した卵も、カルキを抜いた水とメチレンブルーで管理しています。
9製品を比べます
| 製品 | 形 | 使う量の目安(メーカーの表記) | 1本で何L分 | カルキ抜き以外に入っているもの |
|---|---|---|---|---|
| エーハイム 4in1 500ml | 液体 | 水20Lに約4mL(10Lに2mL) | 約2,500L分(計算値) | エラ・粘膜の保護、白にごりのもとをまとめる、重金属の無害化、ビタミンB |
| GEX メダカ元気 はぐくむ水づくり 500mL | 液体 | ふだんは水2Lに1mL(10Lに5mL) | 1000L分(メーカー公表) | 重金属の無害化、キトサン、ビタミンB2・C、ミネラル |
| テトラ メダカの水つくり 500ml | 液体 | 水1Lに1mL(10Lに10mL) | 約500L分(計算値) | クロラミン・重金属の無害化、体表とエラを守る成分、ビタミンB群、ミネラル |
| テトラ コントラコロライン 500ml | 液体 | 水10Lに2mL | 約2,500L分(計算値) | クロラミンの中和、ミネラル(ヨウ素化合物) |
| GEX コロラインオフ 500cc | 液体 | 水10Lに約2cc | 約2,500L分(計算値) | クロラミンの中和、重金属の無害化、カリウム、ビタミンB2・C |
| コトブキ すごいんです カルキ抜き 150ml | 液体(濃縮) | 公式サイトに記載なし | 1500L分(メーカー公表) | クロラミンの除去 |
| ニッソー カルキ抜き お徳用 500ml | 液体 | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | 重金属の無害化、ビタミンB・C |
| テトラ パーフェクトウォーター 500ml | 液体 | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし | クロラミン・重金属の無害化、表皮とエラの保護、ろ過バクテリアの活性化、にごり除去 |
| GEX カルキぬき ハイポ GX-30 | 粒 | 水10Lに1粒 | 公式サイトに記載なし | なし(チオ硫酸ナトリウムのみ) |
「計算値」は、メーカーが公表している使う量の目安と内容量から割り算した数字です。
使う量の目安が公表されていない製品は、ボトルの裏の表示を確認してから使ってください。
それぞれの製品を見ていきます
エーハイム 4in1|4つの働きが1本に入ったカルキ抜き
私が今使っているカルキ抜きです。
名前の4in1は、カルキの中和、エラと粘膜の保護、白いにごりのもとをまとめて取り除く働き、重金属の無害化の4つを指すとメーカーは説明しています。
使う量は水20Lに約4mLで、500mLのキャップ1杯が約15mLです。
淡水専用で、メーカーは魚の病気の薬とは一緒に使わないようにと書いています。
水のpHや硬さを調整する働きはない、とも書かれています。
GEX メダカ元気 はぐくむ水づくり|メダカ用で、量を増やす使い方もある
メダカ用として作られたカルキ抜きです。
ふだんの水換えや足し水では水2Lに1mL、水槽を立ち上げるときや産卵期・成長期には水2Lに2mLと、使う量が2通り公表されています。
ふだんの量なら、500mLで飼育水1000L分使えるとメーカーは公表しています。
ビタミンやミネラルに加えて、天然由来の成分のキトサンが入っていると説明されています。
計量キャップには1・5・10・12mLの目盛りが付いています。
テトラ メダカの水つくり|体表とエラを守る成分が入ったメダカ用
テトラのメダカ用のカルキ抜きです。
使う量は水1Lに1mLで、今回の9製品の中では多めに使うタイプです。
メーカーは、天然の植物から取った成分が体の表面とエラを守る水にすると説明していて、ビタミンB群やミネラルも入っています。
テトラ コントラコロライン|少ない量で使えて、1本で使える量が多い
水10Lに2mLと、少ない量で使えるカルキ抜きです。
計算すると、500mLで約2,500L分になります。
カルキとクロラミンを中和し、ミネラルが入っているとメーカーは説明しています。
すぐに効くので、お湯を混ぜて水温を合わせてから使えるとも書かれています。
GEX コロラインオフ|キャップと目盛りで量りやすい
水10Lに約2ccが目安のカルキ抜きです。
キャップ1杯が約6cc、ボトルの側面の目盛りが1つ約10ccと書かれているので、水の量に合わせて量りやすくなっています。
クロラミンの中和や重金属の無害化に加えて、カリウムとビタミンが入っているとメーカーは説明しています。
コトブキ すごいんです カルキ抜き|150mLで1500L分の濃縮タイプ
小さなボトルで、たくさんの水に使える濃縮タイプです。
150mLで飼育水1500L分使えるとメーカーは公表しています。
多少入れすぎても問題ない、消費期限は設けていない、とも書かれています。
ニッソー カルキ抜き お徳用|ビタミン入りのお徳用ボトル
500mLのお徳用のカルキ抜きです。
カルキの中和と重金属の無害化に加えて、ビタミンB・Cが入っているとメーカーは説明しています。
使う量の目安は公式サイトに記載なしだったので、ボトルの表示を確認してから使ってください。
テトラ パーフェクトウォーター|働きの多い水換え用
カルキ抜きに加えて、いくつもの働きがあるタイプです。
ラベルには、カルキ抜き、重金属の無害化、表皮とエラを守る水にする、ろ過バクテリアの活性化、にごり除去の5つが書かれています。
使う量の目安は公式サイトに記載なしでした。
GEX カルキぬき ハイポ|粒を数えて入れるだけ
液体ではなく、粒のカルキ抜きです。
水10Lに1粒が目安で、約5分で溶けると公表されています。
カルキを抜く成分だけのシンプルな製品で、多少多く入れても問題ないと書かれています。
メダカのカルキ抜きに関するよくある質問
カルキ抜きを使わずに、汲み置きでも大丈夫ですか?
大丈夫です。バケツに水を汲んで日の当たる場所に置き、夏なら半日、冬なら2日ほど待てばカルキは抜けます。お金がかからず、水温合わせも同時にできるので、時間に余裕がある方にはおすすめです。
カルキ抜きを入れすぎてしまいました。
多少入れすぎても問題ないと書いているメーカーもありますが、なんでも程々にしておくのが安心です。ボトルの裏の使用量を守って使ってください。
卵や針子の水にもカルキ抜きは必要ですか?
卵の間は、カルキを抜いていない水道水でも大丈夫です。ただ、孵化した針子にカルキはよくないので、私は念のため卵の水もカルキを抜いた水を使っています。
100均のカルキ抜きでも大丈夫ですか?
カルキを抜くだけなら、ダイソーやセリアのカルキ抜きでも大丈夫です。私も以前は100均のカルキ抜きを使っていました。
まとめ|まず「カルキを抜くだけでいいか」から決める
カルキ抜きは種類が多く見えますが、何を求めるかで分けると選びやすくなります。
カルキを抜くだけでいいなら、成分のシンプルな製品や粒のタイプ。
水換えのときのメダカへの負担も気にするなら、エラや粘膜を守る成分の入った製品です。
そのうえで、自分の容器の水の量に対して1本で何回分使えるかを見てください。
私の飼育場では、今はエーハイムの4in1を使い、時間があるときは汲み置きも使っています。
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