メダカの水合わせのやり方9手順|時間・点滴法・お迎え後1週間の注意点
せっかくお迎えしたメダカが、数日で死んでしまった経験はありませんか?
その原因は実は、丁寧に「水合わせ」をしていないからかもしれません。
私もこの水合わせ方法をするようになってから、買ってきたメダカの1週間後の生存率は90%以上になりました。
この記事では、水合わせが必要な理由から、失敗しない具体的な手順、お迎え当日から1週間の過ごさせ方まで、まとめて解説します。
実体験に基づいた、正しい水合わせ方法だと思いますので、ぜひ真似してみてください。
- 水合わせは水温と水質を徐々に新しい環境に近づける大切な工程
- 袋のまま30分〜1時間浮かべて水温を合わせ、1〜3滴/秒の点滴で1〜2時間かけて水質を合わせる
- お迎え当日は餌を与えず、1日〜2日後から与え始める
- 先住メダカがいる水槽への追加は、別容器で1週間ほど様子を見てから
メダカの水合わせとは?必要な理由を解説
まず「水合わせ」とは、メダカを別の飼育環境に移す時に行う、水温や水質など、水に慣れさせることを言います。
メダカに限らず、エビや熱帯魚なども含めて、水の中で飼育する生き物を移す時には、水合わせを行うことが一般的です。
水合わせを行う主なシチュエーションは、こちらの通りです。
- お店等で新しく生体をお迎えした時
- 全ての飼育水を換えた時(全換水をした時)
- 引越しなどで飼育水として使用する水が変わる時 など
目安として、メダカが泳ぐための引っ越し先の水の割合が、大体8割以上変わるのであれば、水合わせを行うのが一般的です。
ここで、「メダカは水合わせをしなくても大丈夫と聞いたことがある」という方もいるかもしれません。
私の回答としては、水合わせはやらないよりは絶対にやってあげた方が良いです。
確かに、水合わせをせずにいきなりメダカを別の環境に移してしまっても、問題なく泳いでいるというケースは多いかと思います。
ですが、メダカへの影響や負担を考えると、やっぱり水合わせはやってあげた方が良いです。
その理由は、人間に例えてみると分かりやすいです。
夏に冷房の効いた部屋と外を出入りすると、急な温度変化で体調を崩してしまうことがありますよね。
また、冬に暖かい風呂場から寒い脱衣所へ出ると、温度差によるショックを受けることがあります。
「水合わせをしない」ということは、メダカにとって、このような急激な環境の変化を強いることと意味合いが似ています。
しかも、メダカは人間よりも環境の変化に敏感で、わずかな水温や水質の違いでも大きなストレスを感じてしまいます。
例えば、人間が「少し冷たいな」と感じる1度の温度差であっても、メダカにとっては数倍以上の変化と同じくらいの負担になるとも言われています。
実際に私も、「水を全て取り替えたらメダカが死んでしまった」というご相談をいただくことがあります。
その一番大きな理由は、急な環境変化にメダカが耐えられなかったことだと考えています。
だからこそ、新しくお迎えした時だけでなく、全換水をした時にも、水合わせは必ず行ってあげてください。
失敗しないメダカの水合わせのやり方【点滴法9手順・画像付き】

それでは、実際の水合わせの手順を解説していきます。
時間をかけて丁寧に行うこの方法は「点滴法」と呼ばれていて、メダカへの負担を最小限にするための、最も理想的な水合わせの方法です。
最初に、用意する道具の紹介です。
- バケツ(水合わせ用の容器)
- 洗濯クリップ
- エアーコック
- スポイト
- エアーチューブ(細いホースでもOK)
コックとスポイトは無くても大丈夫ですが、スポイトが無い場合は口で吸うことになるので、衛生的におすすめしません。
手順の全体像は、こちらの9ステップです。
- ①メダカが入っている袋ごと容器に浮かべる
- ②クリップでチューブを固定する
- ③チューブで飼育容器とバケツを繋げる
- ④スポイトで吸い出してコックを付ける
- ⑤1〜3滴/秒くらいの速度で垂らす
- ⑥たくさん入ってしまった水を出す
- ⑦バケツに水ごとメダカを入れる
- ⑧1時間〜2時間ほど放置する
- ⑨飼育容器にメダカを入れる
言葉にすると面倒に思えますが、とても簡単なので、ご安心ください。
それでは順番に説明していきますが、その前に一つ確認です。
飼育容器内の水は、「カルキ抜き」されていますか?
カルキが何か分からないという方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
①メダカが入っている袋ごと容器に浮かべる

まずは、メダカが入っている袋を軽く拭いてから、袋のまま飼育容器に浮かべます。
これは水温を合わせるためなので、30分〜1時間ほど浮かべたまま放置しましょう。
②クリップでチューブを固定する

飼育容器の中にチューブを入れて、離れないようにクリップで固定します。
③チューブで飼育容器とバケツを繋げる

飼育容器が上、バケツが下になるようにバケツを設置して、チューブで繋ぎます。
④スポイトで吸い出してコックを付ける


スポイトで吸い出すと、水が勢いよく流れますが、後で吸い出せばOKです。
この時にコックを付けると、水が垂れる速度の調整がしやすくなるのでおすすめです。
コックが無い場合は、チューブを結んであげて、調整すれば大丈夫です。
⑤1〜3滴/秒くらいの速度で垂らす

1秒につき、1〜3滴が落ちるくらいにコックやチューブの結び目を調整します。
⑥たくさん入ってしまった水を出す

この時、たくさん水が入ってしまったら、水を出すと良いです。
⑦バケツに水ごとメダカを入れる

ビニール袋を開けて、バケツの中に水ごとメダカを入れます。
⑧1時間〜2時間ほど放置する

あとは、1〜2時間ほどそのまま放置します。
そうすることで、水質を合わせることが出来ます。
⑨飼育容器にメダカを入れる
ここまで来たら、ようやくメダカを飼育容器に入れてOKです。
この時、メダカをゆっくりとすくって移してあげてください。
バケツの中に残った古い水は、飼育容器に入れずに捨てましょう。
お疲れ様でした!
水合わせ用の道具がない場合の簡単な水合わせのやり方
「チューブやコックが手元にない」という場合は、コップなどで代用する簡単な方法もあります。
まず、点滴法と同じように、袋ごと飼育容器に浮かべて30分〜1時間ほど水温を合わせます。
次に、水合わせ用のバケツや容器に、水ごとメダカを入れます。
そこに新しい飼育容器の水を少し加えて、15分待ちます。
これを1時間程度かけて、バケツ内の水量が2倍程度になるまで繰り返します。
最後に、メダカをゆっくりすくって飼育容器へ移し、古い水は捨てれば完了です。
ただしこの方法は、点滴法に比べると水質の変化が急になりやすいです。
メダカへの負担を考えると、道具をそろえて点滴法で行うのが理想的です。
お迎え当日から1週間の過ごさせ方
実は、水合わせが終わった後の過ごさせ方も、お迎えの成功を左右する大切なポイントです。
メダカにとって、環境が変わった時の適応は難しい課題だからです。
ここからは、お迎えしたメダカを新しい環境に慣れさせるためのポイントを3つお伝えします。
お迎え当日は餌を与えない
水合わせをして飼育容器に移した当日は、餌を与えないでください。
餌は、1日〜2日後から与え始めるのが目安です。
移動した直後のメダカには、環境の変化による負担がかかっています。
「お腹が空いていてかわいそう」と思うかもしれませんが、まずはそっと休ませてあげてください。
底でじっとしていても慌てない
お迎えしたばかりのメダカが、人の気配を感じると底の方にいて、あまり泳がないことがあります。
実際に私も、「買ってきたメダカが底にいて元気が無いように見える」というご相談をいただいたことがあります。
今まで人馴れしていない個体などは、そのような行動を取ることがあります。
人が離れた時に水面を泳いでいる様子があれば、体調には問題がないと思いますので、しばらく様子見で大丈夫です。
先住メダカがいる水槽には、すぐに合流させない
すでにメダカを飼っている水槽に、買ってきたメダカをいきなり入れるのはおすすめしません。
私の場合は、買ってきたメダカは一度別容器に隔離をして、1週間程度、様子を見るようにしています。
以前、「購入したメダカを今までの水槽に入れたら、元からいたメダカが次々に死んでしまった」というご相談をいただいたことがあります。
もしかしたら、買ってきたメダカの方に何か原因があったのかもしれません。
新しく入れるメダカを別容器で管理して、水合わせや餌切り、トリートメントをしてから一緒にした方が、丁寧で事故になることは少ないです。
メダカの水合わせでよくある4つの失敗
ここでは、お迎え直後にメダカを死なせてしまう、よくある失敗を4つ紹介します。
①カルキ抜きをしていない水に入れてしまう
水合わせを丁寧に行っても、飼育容器の水がカルキ抜きされていなければ意味がありません。
水合わせを始める前に、必ず飼育容器の水がカルキ抜きされているかを確認してください。
②短時間で一気に水を足してしまう
水合わせは、1〜3滴/秒で1〜2時間かけてゆっくり行うのが鉄則です。
短時間で一気に新しい水を足してしまうと、水質の変化が急になり、メダカへの負担が大きくなってしまう可能性があります。
③袋やバケツの古い水ごと飼育容器に入れてしまう
水合わせの最後は、メダカだけをすくって飼育容器へ移します。
バケツの中の古い水は、飼育容器に入れずに捨ててください。
④全換水の時に水合わせをしない
水合わせが必要なのは、新しくお迎えした時だけではありません。
水換えをした時も新しい環境に変わるので、水合わせをしてあげてください。
急な環境変化は、メダカが死んでしまう大きな原因になります。
メダカの水合わせに関するよくある質問
最後に、水合わせについて、視聴者さんや読者さんからよくいただく質問にお答えします。
Q. メダカに水合わせは必要ない?しないとどうなる?
「メダカは丈夫だから水合わせは必要ない」という声もありますが、私の回答としては、水合わせはやってあげた方が良いです。
水合わせをしなくても問題なく泳いでいるケースはありますが、急な環境変化に耐えられず、メダカが死んでしまうこともあります。
メダカへの負担を考えて、丁寧に水合わせをしてあげてください。
Q. 水合わせにかかる時間はどれくらい?
水温合わせに30分〜1時間、点滴法での水質合わせに1〜2時間が目安です。
合計で1時間半〜3時間ほど見ておくと安心です。
Q. 袋ではなくコップなどでも大丈夫?
メダカが入るサイズのコップであれば、役割は同じなので大丈夫です。
Q. ソイルや底床だけを替える場合も水合わせは必要?
飼育水を残してソイルだけを替える場合でも、水合わせはするに越したことはありません。
ただ、その場合は時間をそこまでかけ過ぎなくても大丈夫です。
Q. 水換えの時も水合わせは必要?
全換水をした時は、メダカにとって新しい環境に変わるので、水合わせをしてあげてください。
水質の急変が不安な場合は、全換水ではなく部分換水にしてあげるのも一つの方法です。
メダカは、一生楽しめる趣味です
メダカは、子供からお年寄りまで、老若男女問わず楽しめる趣味です。
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まとめ|丁寧な水合わせがお迎えの失敗を防ぐ
今回は、メダカの水合わせのやり方と、お迎え当日から1週間の過ごさせ方についてお伝えしました。
水合わせは一見地味で、面倒にも思える作業です。
ですが、メダカを新しい環境に慣れさせて、負担を減らすために、とても重要な工程です。
1〜2時間かけてゆっくりと水温と水質を合わせてあげれば、新しくお迎えしたメダカの生存率は劇的に上がります。
この記事が、あなたのメダカ飼育の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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