メダカの卵が白いのはなぜ?カビかも?孵化しない原因と対処法をお伝えします

メダカをしばらく飼育していると、産卵をすることがあります。
産卵したメダカの卵を観察していると、白い卵が見られることがあります。
ですが、残念ながら白く濁ったような色のメダカの卵が孵化することはありません…
と思うかもしれませんが今回は、
- メダカの卵が白くなってしまう原因
- その卵が孵化しない理由
- 白カビを予防する方法
これらをお伝えしていきます^^
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メダカの卵が白いのはなぜ?
残念ですが、その卵はもともと無精卵であったか、もしくは既に死んでしまっている事が考えられます。
メダカの卵は水温によってふ化するまでの日数が決まります。
水温が25度の場合、10日くらいでふ化します。
25度×10日=250を累積の指数として、大体の目安とします。
実際には水温が同じではなかったり、産卵日が異なったりしていますので、あくまで目安です。
産卵が確認できて、楽しみに待っていたのに一向にふ化する様子が無く、
となってしまった場合、どのように対応する必要があるのでしょうか?
メダカの卵が白くなる原因と対処法は?
卵が白くなるのは、既に死んでしまっている事が考えられ、カビが他の健康な卵に移らないようにするために、他の卵と分けてあげなければなりません。
本来、生まれたてのメダカの卵は透き通った黄色です。
健康なオスとメスの親メダカを飼い始めて産卵が確認されたら、卵やふ化した稚魚を親メダカが食べてしまう事があるので、分けて飼育するのが最も確実な方法です。
親メダカと分けて大切に飼育していても、卵は白くなってしまう事があります。
それは「無精卵」か「途中で死んでしまった卵」という事になります。
無精卵とは?
通常は、メダカの雌が産卵した卵にメダカの雄が精子をかけて受精をしますが、その受精が出来ていない状態の卵を無精卵と言います。
無精卵は成長せず、放っておくと白カビが発生する原因となるので、取ってしまいましょう。
命の無くなってしまった卵は、白カビが生えてきて白っぽく見えてくるので、すぐに分かります。
他の卵にも影響するので、白カビの生えた卵は、他の卵とは一緒にせずにすぐに取り除いてあげる必要があるので、そっと優しく分けてあげましょう。
メダカの卵の白カビを予防する方法を紹介します
メダカの卵はとてもデリケートです。
親メダカから食べられないように別の水槽に隔離してあげることはもちろん大切です。
同時に白カビ、水カビを、予防して、水槽の中の環境を常により良い状態で維持してあげるひと工夫が、卵たちの順調な成長にとってとても大切になってきます。
①メチレンブルーに浸して殺菌する
白カビ、水カビを予防するには、メチレンブルーという薬品を使用するのが一般的です。
メチレンブルーは、観賞魚の白点病、尾ぐされ症状、水カビ病の治療など様々な用途に使用できる薬品です。
使用方法は下記の通りです▼
- 水60Lに対して、メチレンブルー10mLをよく溶かす
- メチレンブルー水溶液にメダカの卵を投入する
とっても手軽に使用できますが、メダカの卵にも優しく悪影響がありません^^
実際に私も使用していて、水が青くなるのでビックリしますが、全く問題ないですよ!
②レッドラムズホーンに無精卵を食べてもらう
もう1つの奇抜な方法としては「レッドラムズホーン」を投入する方法です。
これは、プロのメダカ専門店も実際に使用している方法で、メダカの卵とレッドラムズホーンを同じ容器に入れるだけ!です。
なぜこれが有効なのかと言うと…
レッドラムズホーンが勝手に「無精卵だけ」を食べてくれるから
無精卵を放っておくと、白カビが生えてしまいます。
放っておいた白カビはやがて、健康な有精卵にも悪影響を与えてしまいます。
それを防ぐために、レッドラムズホーンに無精卵を食べてもらうのが有効的なんです^^
僕も実際にこの方法で、卵の管理をしていますが、有精卵は食べずに無精卵だけ食べてくれるので、とても管理が楽です…!
【よくある質問】メダカの卵が白いQ&A

体調不良でお腹が小さくなって、一度産卵が止まってしまうと卵を産まなくなることがあります。
また、水温や水質が影響する場合もあります。
えさの量を減らしてみたり、生育環境を見直す必要があります。
また25度前後の適度な水温、定期的に交換した綺麗な水、適度な日照時間が必要です。
卵も生きています。毎日観察し、異変を察知したらすぐに対応が必要になります。