メダカの水換え道具の比較|底の汚れまで吸うかで選ぶ10製品
メダカの水換えをしようとして、プロホース、ポンプ、スポイトと道具がいろいろあって、どれを買えばいいか迷ったことはないでしょうか。
同じ「水を抜く道具」でも、底にたまった汚れまで吸えるもの、水だけを抜くもの、ほんの少しだけ吸うもので、向いている場面がまったく変わります。
この記事では、メダカの水換えや底の掃除に使う道具を、メーカーが公表している情報と、私の飼育場での使い方をもとに比べます。
それでは見ていきましょう。
- まず見るのは底にたまった汚れまで吸いたいか、水だけ抜ければいいかです
- 次に、容器の大きさと、排水する先を容器より低くできるかを確かめます
- 私の飼育場では、部分的な水換えに水作のプロホース エクストラを使っています
- 室内の容器ではMサイズ、屋外の容器ではLサイズです
先に結論をお伝えします。吸いたいもので3つに分かれます
商品だけ早く知りたい方のために、先に結論をお伝えします。
底にたまったフンや食べ残しまで吸いたいなら
メダカのフンや食べ残しは、時間がたつと容器の底にたまっていきます。
私は熱帯魚を飼っていた頃から、底の汚れを水ごと吸い出せる水作のプロホースを使い続けています。
今回ご紹介する中で、いちばん汎用性が高く、おすすめしたい商品です。
底に落ちた卵やゴミを、少しだけ吸いたいなら
水換えではなく、ピンポイントで吸いたいときはスポイトです。
私はメダカを飼い始めて半年くらいから、GEXのクリーナースポイトのロングタイプを使っています。
室内の大きな水槽の水を、手早く抜きたいなら
水の量が多い水槽では、電動のポンプという選択肢もあります。
GEXのおそうじラクラク 水換えポンプは、コンセントにつないで使う電動のポンプです。
ただし、メーカーは屋外では使わないようにと書いていて、ホースも別売りなので、買う前に確かめてください。
水換えの道具を選ぶときに見る順番
ここからは、もう少しきちんと選びたい方向けです。
| 見る順 | 見るところ | 確認のしかた |
|---|---|---|
| 1 | 底の汚れまで吸いたいか | 汚れまで吸うならプロホース、水だけならポンプ、少しだけならスポイト |
| 2 | 容器の大きさ・深さ | メーカーが書いている対応水槽や水深に、自分の容器が入るか |
| 3 | 排水先を低くできるか | 手で押して吸い始める道具の多くは、排水先を容器より低くしないと水が流れません |
| 4 | 稚魚を吸い込まないか | 稚魚や小さな魚の吸い込みに注意と書いているメーカーもあります |
| 5 | 電源が要るか | 電動ならコンセントの位置と、屋外で使えるかを確かめます |
とくに1番目です。
水を抜くだけなら、どの道具でもできます。
底にたまった汚れまで一緒に出したいかどうかで、選ぶ道具が変わります。
- 高いところにある水が、ホースを通って低いところへ流れ続けるしくみのことです
- 最初に手でポンプを押して水を吸い上げると、あとは手を離しても水が流れ続けます
- そのため、排水するバケツや排水口は、容器より低い場所に置く必要があります
タオめだかで実際に使っている水換え道具
比較に入る前に、私の飼育場での使い方をお伝えしておきます。
部分的な水換えは、プロホースで底の汚れごと
ふだんの水換えは、容器の水を一部だけ換える部分換水です。
使っているのは水作のプロホース エクストラで、室内の容器ではMサイズ、屋外の容器ではLサイズです。
Lサイズを使っているのは、屋外に置いている60サイズから120サイズの容器です。
水換えは2日に1回くらいで、1回に換える水は全体の10〜20%ほどです。
ただ水を抜くだけでなく、底にたまった汚れを水と一緒に抜くことを意識しています。
汚れを吸うときは、汚れが舞い上がらないように、ゆっくり水を出すようにしています。
いちばん気をつけているのは、メダカを吸い込まないように慎重に吸うことです。
抜いたあとは、カルキを抜いた水をなるべく水温を合わせて足しています。
ピンポイントで吸うのは、GEXのクリーナースポイト ロング
底のゴミを少しだけ取りたいときや、容器の底に落ちた卵を拾うときはスポイトを使います。
持ち手がやわらかいので、長く使っていても手が痛くなりにくいです。
目盛りが付いているので、どれくらい吸ったかがすぐに分かります。
針子や稚魚がいる容器の水換えや掃除は、プロホースではなくスポイトを使って、なるべく慎重に吸っています。
全部の水を換えるときは、道具を変えます
病気の個体が出たときや、容器を丸洗いしたいときは、容器の水を全部換えます。
そのときはバケツにメダカと元の水を移し、容器をスポンジで洗ってから、カルキを抜いた水と元の水を入れて戻しています。
10製品を比べます
底の汚れまで吸うプロホース
| 製品 | 対応水槽(製品ページ) | 対応水槽(取扱説明書) | パイプの長さ | 流れの調節 |
|---|---|---|---|---|
| 水作 プロホース エクストラ S | 水槽の高さ30cmまで | 30〜40cm水槽用 | 300mm | 流量調節クリップ |
| 水作 プロホース エクストラ M | 水槽の高さ36cmまで | 45〜60cm水槽用 | 340mm | 流量調節クリップ |
| 水作 プロホース エクストラ L | 水槽の高さ45cmまで | 60〜120cm水槽用 | 440mm | 流量調節クリップ |
水を抜くポンプとスポイト
| 製品 | 吸い始め方 | 対応する大きさ(メーカーの表記) | ホースの長さ | 底砂や稚魚への注意 |
|---|---|---|---|---|
| 水作 クイック水替えポンプ ミニ | ポンプを1〜2回握る | ベタ・ボトルアクアリウム・小さな水槽 | 約1.3m | 砂利・ソイル用のストレーナー付き/全長10mm以下の魚に注意 |
| 水作 クイック水替えポンプ | ポンプを1〜2回握る | 小さな水槽・水位が低い水槽 | 約1.1m | 大きなゴミ用のストレーナー/全長10mm以下の魚に注意 |
| カインズ Pet’sOne 水槽用水替えポンプ | 作動筒を3〜4回押す | 公式サイトに記載なし | 全長約154cm | 細かい砂は吸うことがある/小魚・稚魚に注意 |
| GEX おそうじラクラク クリーナーポンプ | 手で押す | 小型水槽〜60cm水槽 | 全長約150cm | 砂利の吸い込みを防ぐスノコ付き |
| GEX おそうじラクラク 水換えポンプ(電動) | コンセント式・水中でスイッチを入れる | 中・大型水槽 | ホースは別売り | 粗いゴミ用のスポンジ付き/魚の吸い込みに注意 |
| GEX クリーナースポイト 小型水槽用 | スポイトを押す | 小型水槽 | 全長28.5cm | 公式サイトに記載なし |
| GEX クリーナースポイト ロング | スポイトを押す | 水深36cmまで | 全長約43cm | 公式サイトに記載なし |
プロホースの対応水槽は、水作の製品ページでは水槽の高さ、取扱説明書では水槽の幅で書かれているので、両方を載せています。
ホースの長さは、プロホースは公式サイトに記載がありませんでした。
底の汚れまで吸うプロホースを見ていきます
水作 プロホース エクストラ S/M/L|砂利はそのままで汚れだけを出す
私が室内でM、屋外でLを使っている水換えの道具です。
グリップのスターターポンプを数回押すと、水が吸い上げられて排水が始まると水作は説明しています。
パイプを砂利に差し込むと、パイプの中で砂利がかき混ぜられて、汚れが水と一緒に出ていくしくみです。
メーカーは、砂利はそのままで、ゴミだけを古い飼育水と一緒に排出できると説明しています。
水の勢いは、付属の流量調節クリップで変えられます。
取扱説明書では、排水先のホースの口を水槽の底より50cm以上低くするようにと書かれています。
サイズはS・M・Lの3つで、パイプの長さと太さが違います。
水を抜くポンプとスポイトを見ていきます
水作 クイック水替えポンプ ミニ|小さな容器向けで、砂利用のストレーナー付き
ホースの長さが約1.3mの、小さな水槽向けのポンプです。
私も使ったことがあるポンプです。
ポンプを1〜2回強く握ると排水が始まり、容器からホースの先まで10cm以上の高さの差があれば使えると説明されています。
ストレーナーが2種類付いていて、1つは砂利やソイルの吸い込みを防ぐためのものです。
ただし、パウダー状の砂やソイルには使えないと書かれています。
全長10mm以下の小さな魚を吸い込まないように注意、とも書かれているので、針子や稚魚のいる容器では気をつけてください。
水作 クイック水替えポンプ|やわらかいホースで水位が低い水槽にも
ミニより少しホースが短い、約1.1mのポンプです。
メーカーは、小さな水槽や、水位が低いアクアテラリウムやカメの水槽にも向いていると説明しています。
付いているストレーナーは大きなゴミの吸い込みを防ぐためのもので、砂や魚、水草を吸い込まないように注意と書かれています。
こちらも、全長10mm以下の小さな魚の吸い込みに注意と書かれています。
カインズ Pet’sOne 水槽用水替えポンプ|継ぎ目のない約154cmのホース
全長約154cmの、手で押して吸い始めるポンプです。
作動筒を3〜4回強く押すと、サイフォンのしくみで水が流れ出るとパッケージに書かれています。
ホースを固定する吸盤フックが付いていて、メーカーは片手でも操作しやすいと説明しています。
流れを止めるコックはなく、流れは指でつまんで調節します。
細かい砂は吸い上げられることがあり、小魚や稚魚の吸い込みに注意と書かれています。
GEX おそうじラクラク クリーナーポンプ|手で押すタイプで60cm水槽まで
全長約150cmの、手で押して水を出すポンプです。
適合水槽は小型水槽から60cm水槽までで、メーカーは継ぎ目のない一体型の管なので水漏れしにくいと説明しています。
吸い口を水槽の中に固定するキスゴムが付いています。
GEX おそうじラクラク 水換えポンプ|電動で、室内の大きな水槽向け
コンセントにつないで使う、電動のポンプです。
本体を水の中に沈めてスイッチを入れると、1分間に6.5〜10.5リットルほどの水を送り出すと公表されています。
流れの強さは本体のツマミで調節できます。
買う前に確かめたいことが、いくつかあります。
ホースは付属していないので、内径12mmのホースを別に用意する必要があります。
取扱説明書では、屋外では使わないこと、続けて動かすのは20分以内にすることが書かれています。
排水のときに魚を吸い込まないよう注意、とも書かれているので、メダカは先に別の容器へ移しておくと安心です。
GEX おそうじラクラク クリーナースポイト 小型水槽用|小さな容器の底をさっと
全長28.5cmの、小型水槽向けのスポイトです。
私は今はロングを使っていますが、こちらの小型水槽用も使ったことがあります。
メーカーは、水槽の底のゴミをさっと取りたいときのためのスポイトで、目盛り付きなのでエサやりにも使えると説明しています。
深い容器では手が水に入りやすいので、深さのある容器ならロングを選ぶと扱いやすくなります。
GEX おそうじラクラク クリーナースポイト ロング|水深36cmまで手を濡らさずに
私が使っているのはこちらのロングタイプです。
全長は約43cmで、メーカーは水深36cmまでの水槽なら手を濡らさずに使えると説明しています。
吸い口が大きく、大きめのゴミやフン、水草のかけらも吸い出せると書かれています。
ポンプの部分とパイプの部分は、分解して水洗いできます。
メダカの水換え道具に関するよくある質問
プロホースはS・M・Lのどれを選べばいいですか?
水作の製品ページでは水槽の高さで、Sは30cmまで、Mは36cmまで、Lは45cmまでとされています。私は室内の容器ではM、屋外の60サイズから120サイズの容器ではLを使っています。
水換えは、どれくらいの頻度と量でやればいいですか?
飼っている数や容器の大きさで変わりますが、私の飼育場では2日に1回くらい、1回に全体の10〜20%ほどを換えています。一度にたくさん換えるより、少しずつこまめに換えるほうが水の変化が小さくなります。
針子や稚魚がいる容器でもポンプを使えますか?
水作のクイック水替えポンプは全長10mm以下の小さな魚、カインズの水替えポンプは小魚や稚魚の吸い込みに注意と書かれています。針子や稚魚がいる容器では、吸い口の近くに稚魚がいないか見ながら、ゆっくり吸ってください。私の飼育場では、針子や稚魚の容器はポンプを使わず、スポイトでなるべく慎重に吸っています。
電動ポンプは屋外の容器でも使えますか?
この記事で紹介したGEXのおそうじラクラク 水換えポンプは、取扱説明書で屋外では使わないようにと書かれています。屋外の容器の水換えは、手で押して吸い始めるプロホースやポンプから選ぶと迷いにくくなります。
ポンプを押しても水が流れてきません
手で押して吸い始める道具の多くは、排水先を容器より低くしないと水が流れません。プロホースは水槽の底より50cm以上、クイック水替えポンプは10cm以上の高さの差が必要と書かれています。バケツを床に置くなど、排水先を低くしてから試してください。
まとめ|まず「底の汚れまで吸うか」から決める
水換えの道具は種類が多く見えますが、何を吸いたいかで分けると選びやすくなります。
底にたまった汚れまで一緒に出したいなら、プロホース。
水だけを抜ければいいなら、手で押すポンプや、室内なら電動のポンプ。
ピンポイントで少しだけ吸いたいなら、スポイトです。
そのうえで、容器の大きさと、排水先を容器より低くできるかを確かめてください。
私の飼育場では、プロホースで底の汚れごと水を抜き、落ちた卵やゴミはスポイトで拾っています。
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