メダカの塩浴ってどうやるの?どんな効果がある?塩水の作り方や期間、塩水浴のタイミングについて

メダカの調子が悪い時は「塩浴をした方が良い」と聞いたことがありませんか?
調子が悪いのに、塩水で泳がせてしまって大丈夫なの…?
と思うかもしれませんが、調子の悪いメダカにとって、塩水浴は効果的なので安心してください^^
今回は、そんな塩水浴について
- 塩水浴のやり方
- 塩水浴の効果
- よくある質問
をお伝えしていきます。
メダカの調子が悪くなった時に、必ず役に立つので、ぜひ最後までご覧ください^^
【超簡単】塩浴のやり方を紹介します
5L程度のバケツや容器を用意する
余裕を持たせて、5L程度の水が入るバケツか容器を用意してください。
この容器の中で、塩水を作り、調子の悪いメダカを泳がせます。
なので、5Lほどの大きさの1週間程度使っても大丈夫な容器を使うと良いです。
濃度0.5%の塩水を作る(水1Lに対して塩5g)
容器が用意できたら、濃度0.5%の塩水を作ります。
作り方は超簡単で、「水1Lに対して、塩を5g入れて溶かす」だけです。
ここで使う水は、必ずカルキを抜いた水を使うようにしてください。
少しくらい濃度が高い場合は問題ありませんが、
塩分濃度が急に高くなり過ぎると、メダカにとっては負担になります。
最悪の場合、死んでしまう可能性もあるので、しっかりと計るようにして下さいね^^
1週間ほど塩水の中で泳がせる
塩水が出来たら、水合わせをしてから、容器の中に調子が悪いメダカを入れます。
飼育水と塩水は水質が違うので、水合わせをせずに入れてしまうと、
調子の悪いメダカにとっては、大きな負担になってしまいます。
丁寧な水合わせ方法の記事もありますので、ぜひ参考にしてみて下さい^^
メダカの塩水浴の効果とは?
調子の悪いメダカには、塩水浴が良いとよく聞きますが、その効果について知っている方は、そう多くはないと思います。
塩水浴の効果は主に下記の通りです▼
- 病気になりにくくする体作り
- 体調不良の回復・病気の初期治療
病気の治療だけでなく、病気になりにくい体作りにも適しています。
それぞれ詳しくお伝えします^^
病気になりにくくする体作り
治療目的だけでなく、普段の飼育水から塩を混ぜると、病気になりにくい体作りに役立ちます。
ただの食塩よりも、岩塩などのミネラル分を多く含む塩を混ぜてあげるのが良いです。
今の飼育水に混ぜる場合は、少しずつ塩分濃度を上げていき、0.5%くらいになるように調整してあげてください^^
体調不良の回復・病気の初期治療
塩水浴には、メダカの体調不良の回復や病気の初期治療にも役立ちます。
とは言っても、塩水が薬の役割をするわけではなく、メダカの自然治癒力を高める効果があるということです。
その理由として「浸透圧(しんとうあつ)」が関係しています。
メダカの体液と普通の飼育水では、体液の方が濃度が濃いので、
浸透圧の影響で、水分が体内に入り、メダカの細胞が壊れてしまいます。
普段メダカは体に粘膜を張ることで、浸透圧を調整しているので、常に負担が掛かっている状態です。
なので、塩水にすることで、飼育水の濃度をメダカの体液に近づけ、負担を減らす効果があります。
【よくある質問】メダカの塩水浴Q&A
本当に塩水の中で泳がせて大丈夫なの?
大丈夫です。
しかし、いきなり塩分濃度30%くらいの海水に入れてしまうのはNGです。
急に水質が変わってしまうと、ショックで死んでしまうので、少しずつ濃度を上げていきましょう。
とある実験によると、本当に少しずつ慣らしてあげれば、海水と同じ濃度でも耐えられたという結果もあります。
塩浴をさせるべきタイミングとは?
塩浴をさせるタイミングは、メダカの調子が悪そうだなと感じたタイミングが良いです。
人間と同じように、メダカも早期治療が大切です。
少しでもおかしいと感じたら、早い段階で塩浴をさせてあげましょう。
塩水浴中の餌はどうしたら良い?
塩浴中の餌については、様々な意見がありますが、餌は与えないか、ごく少量を与える方が良いです。
塩水によってバクテリアが減少していて、餌の食べ残しを上手に分解できずに、水質悪化を招く可能性が高いからです。
そもそもメダカは、絶食に強い生き物です。
個体の体調や季節にもよりますが、1週間前後はエサをほとんど食べなくても生きていられます。
まとめ
メダカの体調が悪くなってしまった時に備えて、塩浴のやり方を知っておくことは大切です。
手順を守れば、誰でも簡単に塩浴を行うことが出来るので、ぜひ覚えておきましょう。
塩水で泳がせるなんて心配…
と思うかもしれませんが、少しの塩水ならメダカにとっては問題ないので、安心して下さい。
最後まで、ありがとうございました^^