メダカの室内飼育でやってはいけないこと3選|過密・餌やりすぎ・水換え放置の対策
今回は「メダカの室内飼育でやってはいけないこと3選!理由と対策を解説」というテーマで話していきたいと思います。
メダカといえば、庭のビオトープや睡蓮鉢で群れをつくり、ゆったり泳ぐ姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
昔から外で育てるイメージが強い魚ですが、ここ数年は異常気象が続き、真夏には気温が35度を超える日も珍しくありません。
人にとっても過酷な環境ですが、直射日光を受ける野外飼育では、想像以上に水温が上昇しやすく、メダカにとっても非常に厳しい環境です。
そこで私がオススメしているのが、メダカの室内飼育です。
メダカは室内で飼うのが難しいと思われがちですが、天候や天敵などによる飼育者側がコントロールできないトラブルが起きづらく、一度コツさえつかめれば、野外よりも安定して管理できるのがメリットです。
先に少しだけ今回の結論をお伝えすると、室内飼育で起こる失敗の多くは、飼育者がついやってしまいがちな3つのポイントが原因としてあげられます。
それが 「過密飼育」「餌のやりすぎ」「水換えを後回しにする」 です。
この記事では、この3つがなぜメダカにとって危険なのか、どう対策すればよいのかをお伝えしつつ、
記事の後半では、室内飼育におけるメダカと光の関係性についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではみていきましょう!
- 室内飼育の失敗原因は「過密飼育」「餌のやりすぎ」「水換えの後回し」の3つにほぼ集約される
- 成魚1匹につき水量2〜3リットルを目安に、10L水槽なら2ペア(4匹)程度の過疎飼育がオススメ
- 餌は『少し物足りないかな?』と感じる量で十分。水面のトロみや消えない泡など水の異変サインを見逃さず早めに水換えする

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NG①:過密飼育(水量が少なすぎる)
メダカの室内飼育でやってはいけないこと1つ目は、「過密飼育」です。
室内でメダカを飼う場合は、一般的に10リットル前後の小型容器を使うことが多く、一般的に60リットル以上の大きな容器を置くことができる野外環境とは条件が大きく異なります。
メダカは小さな魚なので、小さい水槽でもたくさん飼えるイメージがあるかもしれませんが、メダカを長く健康的に育てたいと思ったら、容器内の匹数に対して十分な水量を確保してあげることが大切です。
過密飼育でも飼えないことはないですが、それなりの観察眼や飼育技術がないと、飼育環境の変化や個体の状態変化に気が付くことが出来ずに、そのまま取り返しのつかないことになってしまう可能性が高まります。
なので、あまり手間をかけずにゆったりと飼育してあげたいと思ったら、出来るだけ容器の大きさに対して少ない匹数で飼育をする”過疎飼育”がオススメです。
メダカ飼育初心者向けの水槽や飼育キットには『飼育可能匹数』が記載されている場合もありますが、記載されている匹数は限界ギリギリの匹数だと思っておいた方がちょうど良いと思います。
具体的な数値の目安としては、余裕を持たせた飼育をするためには、成魚のメダカ1匹につき、水量2〜3リットル程度の確保がオススメです。
10ℓ前後のよくある小型水槽であれば、2ペア(4匹)くらいがちょうどいいと思います。
私が実際に使っているのはこちら▼
NG②:餌のやりすぎ(水質悪化の原因に)
メダカの室内飼育でやってはいけないこと2つ目は、餌の与えすぎです。
容器の水量が少なくなりがちな室内飼育では、野外の大きな容器に比べて、少しの餌の食べ残しやフンでも、水質が思った以上に急速に悪化してしまうことがあります。
基本的に水質悪化のスピードは容器の水量に比例して遅くなります。
何十リットルもの水量が入る容器を使うことが多い野外飼育では、水質悪化も緩やかな傾向があり、水の汚れを分解してくれる微生物も太陽光などのおかげで湧きやすくなっているのに対して、
室内飼育では水量が限られるだけでなく、太陽光の恩恵も受けにくいため、野外飼育以上に飼育環境をしっかりと整えてあげないと、あっという間に水質が悪化してしまうこともあります。
この急激な水質悪化のよくある原因は、メダカ飼育を始めたばかりの方がよくやりがちな”餌の与え過ぎ”です。
餌を与えすぎてしまうと、バクテリアの分解作業が追いつかず、水質が急に悪化してしまい、これが病気などの原因となり、最悪の場合メダカが死んでしまうこともあり得ます。
メダカには毎日餌を与えないといけないと思われがちですが、実は成魚であれば3日程度、場合によっては1週間何も食べなくても生きられるといわれています。
正確に言えば、人間が餌を与えなくても水中の微生物を食べているので、飼育者が与える人工の餌は「少し物足りないかな?」と感じるくらいの量でも十分です。
もし万が一餌を与えすぎてしまって、水中に食べ残しがある場合は、食べ残しが水を汚す前に、スポイトなどで取り除くことで水質悪化のスピードを緩めることができます。
私が実際に与えている餌はこちら▼
NG③:水換えを後回しにする(水質悪化で危険)
メダカの室内飼育でやってはいけないこと3つ目は、水換えを後回しにすることです。
水換えは、メダカを健康に育てるために欠かせない作業であり、水量が少なくなりがちな室内飼育では特に重要です。
どれだけ適切な数でメダカを飼育していて、餌の量を調整していても、水換えを怠るとメダカを健康的に長く育てるのは難しいと思って下さい。
厳密に言うと、水換えの頻度を減らす工夫はできても、水換えを全くせずに魚を飼育するのは難しいです。
室内でメダカを飼育すると、光量の関係でグリーンウォーターにはなりづらく、つい「飼育水が透明だから大丈夫」と思ってしまいがちです。
ですが実際には、フンや餌の残りから発生する汚れ等が少しずつ蓄積していて、見た目がきれいでも水質は悪化してしまっているというケースが少なくありません。
過去にも何度かお伝えしていますが、基本的にはメダカが調子を崩すよりもまず先に、水が悪くなります。
例えば水面がトロッとしていたり、細かな白い泡がなかなか消えなかったり…
少しでも水の状態がおかしいなと思ったタイミングで水換えをできるかどうかが、メダカたちの命運を分けます。
具体的な水換えのやり方については、メダカを死なせない水換えのやり方!全換水と部分換水それぞれ解説します!という記事も公開していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
私が実際に使っているのはこちら▼
底床の中の汚れも底から一緒に吸い出せるので、水換えの質が格段に上がります。
室内飼育で意外と大事な「光(ライト)」の管理方法
それでは最後に、メダカの室内飼育における”光”についてお伝えしていきます。
メダカと光の関係については、メダカ専門店でも意見が分かれるところだと思いますが…
今までずっと室内でもメダカを飼育してきた私個人の意見としては「窓際に飼育容器を置けるのであればライトはいらないけど、そうでないなら付けてあげた方が良い」といった感覚です。
というのも、メダカの産卵条件に”日照時間”が関係しているからです。
光と言っても日光なのか、観賞魚用のライトなのか、植物育成用ライトなのか、色々とありますが、根拠のない個人的な感覚だと、光の強さよりも日照時間の方が大事かなと思っています。
ちなみに私は、室内飼育の子たちはこちらの植物育成用ライトを使っていて、別売りのタイマーをセットして1日10時間くらい当てていますが、
全く問題なく産卵もしてくれていますし、卵から成魚サイズにまでしっかりと成長してくれています。
ライト1つとっても色々な種類があって迷ってしまうと思いますので、特にこだわりがない方は、私も実際に愛用しているこちらのライトがオススメです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、メダカの室内飼育でやってはいけないこと3選!理由と対策を解説というテーマで、色々とお伝えしてきました。
ベタやグッピー、モーリーなどなど、観賞魚は色々といる中で、なぜかメダカは室内で飼育をしている方が少ない印象があります。
「メダカは野外で飼う生き物だ」という先入観のようなものもあると思いますが、基本的なポイントさえ押さえていれば、メダカも他の魚と同様に室内でも問題なく飼育することが出来ます。
メダカの室内飼育について発信している方が少なくて悲しいのですが、最近は横見で映える品種も増えてきたので、メダカは室内でも飼えるんだというのがもっと広まってくれたら嬉しいなと思っています。
まとめ|メダカの室内飼育3つのNGを避けて長く健康に育てよう
それでは、最後にもう一度おさらいです。
メダカの室内飼育でやってはいけないこと3つはこちらの通り▼
- 過密飼育をしてはいけない
- 餌を与えすぎてはいけない
- 水換えを後回しにしてはいけない
この3つになります。
以前から私の記事をご覧いただいている方は気付いていると思いますが、野外飼育であっても室内飼育であってもメダカ飼育で気をつけなければならないこと、やってはいけないことは基本的には変わりません。
室内飼育だから特別というわけではなく、メダカを育てるのに必要な基本的なことを知って、それを室内でも再現してあげるというイメージがあれば問題なく飼育できると思います。
メダカの室内飼育のコツを総まとめにした記事も公開していますので、もし気になる方はこちらも合わせてご覧ください。
私の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきます。この記事がメダカの室内飼育で失敗を防ぐ参考になれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました^^
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- 第1章:メダカを知り、お迎えする準備をしよう
(メダカの生態・雌雄の見分け方・室内飼育と屋外飼育) - 第2章:メダカを死なせない!毎日の正しいお世話
(水合わせ・餌やり・水換え頻度) - 第3章:日本の四季とメダカの暮らし
(春夏秋冬ごとの管理と注意点) - 第4章:命を繋ぐ!繁殖と針子・稚魚の育て方
(採卵・孵化・赤ちゃんメダカの生存率を上げるコツ) - 第5章:いざという時のメダカの病気と治療法
(主なメダカの病気の種類と対処法)










