メダカの飼い方
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【春のメダカ飼育】エサやり・水換え開始のタイミングと注意点を解説

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今回は「春のメダカ飼育!エサやりと水換え開始のタイミングと注意点」というテーマで話していきたいと思います。

長かった冬が終わり、少しずつ暖かい日が増えてくると、冬の間じっと飼育容器の底に隠れていたメダカたちが泳ぎ始める姿が見られるようになります。

そんな姿を見ると「早くエサをあげて元気に泳ぐ姿が見たい!」という気持ちになりますよね。

私も毎年、春に泳ぎ出したメダカを見ると嬉しくて、ついついエサをあげたくなってしまいます。

ですが、実は春のメダカ飼育こそ失敗が多くなる危険な時期でもあります。

無事に冬越しできた体力のないメダカにいきなりエサを与えてしまい、消化不良が原因で死なせてしまう…という悲しい事故が、メダカを飼い始めたばかりの方はもちろん、ベテランの方でも油断すると起こり得ます。

そこで今回は、春のエサやりを再開するタイミングの判断基準や具体的な量、そしてエサやりとセットで行うべき環境づくりについて詳しくご紹介していきます。

春の立ち上げが正しい手順で出来れば、メダカ達が元気に繁殖シーズンを迎えることができますので、ぜひ最後までご覧ください。

それではみていきましょう!

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この記事の結論
  • 春のエサやり再開は日付ではなく「水温」と「メダカの活性」で判断するのが鉄則
  • 水温の目安は10℃以下は与えない・15℃前後でリハビリ開始・20℃以上で本格給餌
  • エサやりと並行して10〜20%の部分換水を数日かけて行うのが安全策

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メダカの春のエサやり開始は「水温とメダカの状態(活性)」が全て

まず最初に結論からお伝えすると、春のエサやりを開始するかどうかの判断基準は、カレンダーの日付でも人間の肌感覚でもありません。

すべては「水温」と「メダカの状態(活性)」で決まります

ここでは、具体的なエサやり再開の目安と注意点を解説していきます。

「暖かくなったから」ではなく水温とメダカの状態で判断する

「もうすぐ春だし暖かくなってきたからエサをあげてもいいかな?」このような感覚で、エサやりを開始するのは非常に危険です。

なぜなら、「気温」は人間が感じる感覚であり、メダカがエサをしっかり消化できるかどうかは水温や個体の状態に左右されるからです。

特に朝晩の気温差が大きい春先は、最高気温15℃の予報だったとしても、朝晩の「水温」は一桁近くまで下がっていることもあるので注意が必要です。

メダカは「無胃魚(むいぎょ)」といって、胃を持たない魚です。

食べたエサを腸で消化・吸収しますが、この腸の働きは水温に強く依存しています。

また、水温だけでなく実際のメダカの状態(活性)も観察する必要があります。

活性が高い個体の場合は、よく動いて水面まで浮かび上がってきますし、エサへの食いつきも良いです。

エサやりを始めても良い水温の基準

では、具体的に何℃になったらエサをあげていいのか?

これが絶対的な正解!というものはありませんが、私が目安にしている水温の基準としては次の通りです。

  • 水温10℃以下:エサは与えない
  • 水温15℃前後以上:リハビリ開始の目安
  • 水温20℃以上:本格的な給餌開始

ちなみに、その日の最高気温と最低気温の予報を足して2で割った水温を目安にしています。

例えば、最低気温の予報が8℃、最高気温の予報が15℃だったら、少しずつエサを与え始めてもよいタイミングかなと思います。

日中の水温が安定して15℃を超えるようになり、メダカの動きも活発になってきたら、与えるエサの量と頻度を増やしていくイメージです。

とはいえ、お伝えしたのはあくまでも目安です。

重要なのは、何度という数字だけではなく「最低水温も含めて安定して水温が保てるか」、「しっかりとメダカの活性が上がっているか」を見極めることが重要です。

寒くなる日はエサを少なめに

また、春の飼育で難しく注意が必要なのが「三寒四温」です。

三寒四温とは、おおよそ7日周期で寒暖を繰り返しながら春に向かっていく気候のことです。

暖かい日が続いた翌日に急激に水温が下がってしまうと、メダカのお腹の中にエサが残ったまま消化がストップしてしまい、消化不良を起こしやすくなってしまいます。

なので、春の間は必ず天気予報をチェックするようにしてください。

エサを与える日やその翌日に気温が下がる予報が出ていたら、迷わずエサを抜くか極力少なめに与えることを強くオススメします。

春のメダカのエサやりで絶対に守ってほしい3つのルール

エサを与え始める水温の目安がわかったところで、次は具体的なエサの与え方についてご説明していきます。

春のエサやりで守ってほしい3つのルールはこちらの通り▼

  • なるべく日中の暖かい時間帯に与える
  • 1度に与える量は少し物足りないと感じる程度
  • 低タンパクやパウダー状のエサで消化を最優先にする

1つずつ詳しくご説明していきます。

1回に与えるエサの量とエサを与える頻度については「メダカの餌の適切な量と頻度:餌の与え過ぎが死因になる理由」という記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

ルール①:日中の暖かい時間帯にエサを与える

春先のエサを与えるタイミングは、最も水温が高くなりやすい「正午から午後2時」の間に1日1回だけを目安にエサを与えましょう。

夕方に与えてしまうと消化が終わる前に水温が下がってしまいますので、エサを食べてから消化するまでの数時間は、暖かい水温をキープできる時間帯を選んで与えるのがオススメです。

「平日は仕事で、昼間にはエサがあげられないんだよね…」という方もいるかと思います。

春先の給餌はそこの見極めが非常に難しいのですが、その場合は無理に人工の餌を与えなくても大丈夫です。

屋外飼育で日光がしっかり当たる場所に容器が置いてあるのであれば、メダカは自然と湧いてくる微生物を食べているので、餓死してしまうということは基本的にありません。

ですが、人工の餌を与えない分、成長速度が遅くなってしまうこともあり得るので、それが心配だという方は、ミジンコなどの生き餌を与えるのもオススメです。

ルール②:量は物足りない程度を目指す

また、ようやく気温も上がってきて、久しぶりにエサを食べるメダカたちは、必死になってパクパクとエサを食べるかもしれません。

その姿が可愛くてついつい「もっとあげよう!」と追加でエサを与えたくなるかと思います。

ですが!

そこはグッと我慢して、春先のエサの量は「夏の最盛期の1/3〜1/4程度」を目安にしてください。

時間で言うなら「1分程度で完全に食べ切れる量」です。

「まだ欲しそうにしているな」と感じるくらいで止めるのがメダカへの本当の愛情だと思って、春先の給餌はとにかく「少なめ」を意識しましょう。

ルール③:春用フードやパウダー状のエサで消化を最優先にする

また、私自身は年中通して同じエサを与えてしまうことが多いのですが、本当だったら春先に与えるエサの種類にも気を遣ってあげるとベストです。

メダカ愛好家としては、早く産卵して欲しくて、ついつい「高タンパク」なエサを与えたくなります。

ですが、高タンパクなエサは消化するのにも負担がかかるので、気温が低くなりがちな春先は特に、栄養価よりも「消化の良さ」を最優先に選んで与えるのがオススメです。

最近では各メーカーから、タンパク質や脂質の含有量が少なく消化吸収に優れたエサが販売されています。

もし私みたいに通年通して同じエサを与える場合は、パウダー状にすり潰してから与えるのが消化器官への負担が減ってオススメです。

春先におすすめの「良消化エサ」と「パウダー状エサ」はこちら▼

エサやりと並行して進める春の水換えのコツと手順

ここまで春先のエサやりについて解説してきましたが、実は春の準備でエサやりと同じくらい重要なのが「定期的な水換え」です。

冬の間に足し水だけで管理してきた飼育水は、底の方に汚れが蓄積していて水温の上昇とともに水質が急激に悪化しやすい状態になっています。

その飼育水のまま無理なエサやりを開始してしまうと、最悪の場合水質が崩壊しかねません。

水換えはエサやりと並行して少しずつ行う

「具体的に水換えはいつ、どれくらいやればいいの?」これは多くの方が悩むポイントだと思います。

私の今までの経験からして、「エサやりと並行しながら少しずつ水を換える(部分換水)」がオススメです。

エサやりを再開できる水温になってきたら、いきなり全部の水を換えるのではなく、10%~20%程度の水を数日かけて少しずつ換えていくイメージです。

春一番のリセットとして、全ての飼育水を換える(全換水)方も多いと思いますが、そのタイミングによっては、良かれと思ってやった水換えがメダカの命に関わることもあり得ます。

過去の私は、春先の暖かい日に全換水をしたはいいものの、次の日以降気温が低い日が続いてしまい、メダカが調子を崩してしまった…という経験があります。

なので、もし全換水をするのであれば、天気予報をしっかりと確認して、その日以降も気温が高くなる日を選んで全換水するのがオススメです。

そのタイミングを測るのが難しい場合は、先ほどお伝えしたように、無難に部分換水で少しずつゆっくり水を換えていくのが、メダカへの負担が少なくて良いかと思います。

メダカを元気にする水換え手順

部分換水といっても難しいことはなくて、春の水換えは、まずは飼育容器の底に溜まった汚れを取り除くことがメインです。

次の手順でやってみてください。

  1. カルキを抜いた新しい水を用意する
  2. 古い水となるべく水温を合わせておく
  3. プロホースなどを使って、汚泥と飼育水を全体の10%~20%程度排水する
  4. 用意していた水をゆっくり足す

部分換水なのでメダカはそのまま飼育容器内にいても大丈夫ですが、なるべく汚泥が舞わないように水換えするのがコツです。

春に関わらず、メダカの水換えのやり方についてもっと詳しく知りたい方は、「メダカを死なせない水換えのやり方!全換水と部分換水それぞれ解説します!」という記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

春の立ち上げの+αに「塩」を使う

また、これは余談であくまでも補助的な役割ですが、「塩浴」をしながら春を迎える方法もあります。

メダカは淡水魚ですが、体内には約0.9%の塩分を持っています。

普段は、塩分濃度が高い方(メダカの体内)へ水が入ってこようとするのを防ぐためにエネルギーを使って浸透圧を調整しています。

そこで、飼育水を0.3%〜0.5%程度の薄い塩水にしてあげることで、浸透圧調整にかかるエネルギーが節約できて体力を温存できるのが「塩浴」です。

ですが私の意見としては、基本的に適切なエサやりと水質管理で十分だと思っています。

必要に応じて、特に元気のないメダカなどは別の水槽に移して塩を入れて、0.3%程度の薄い塩水環境を作って様子を見てあげるのがオススメです。

塩浴に使う塩は、ミネラル分が含まれたメダカ用の天然塩がオススメです。

冬越しで痩せたメダカの春ケア|隔離・水温・生き餌

続いて、冬越しで痩せてしまったメダカのケアについてご紹介していきます。

冬の間に体力を使い果たして痩せてしまった個体は、普段通りの管理では弱って死んでしまうことも多いです。

痩せている個体は他の元気な個体と一緒だとエサの取り合いに負けてしまい、ますます痩せていきます。

なので、痩せている個体を見つけたら別の容器に移して隔離して、自分のペースでエサを食べられる環境を作ってあげましょう。

またこの時に、なるべく水温を高くして、塩浴も一緒にしてあげると回復しやすいです。

また、弱っていて人工飼料をあまり食べてくれない子には、ミジンコ等の生き餌を与えるのも非常にオススメです。

動くものを追いかけるメダカの本能が刺激されて食いつきが良くなりますし、生きたエサなので生きてくれている間は、食べ残しで水が汚れることもありません。

食いつきが悪い春の立ち上げ時期だけでもミジンコを取り入れると、その後を元気に迎えられる子たちも増えるはずです。

生き餌の管理が面倒だなと感じる方は、ホームセンターやネットでも売っていますが、冷凍のベビーブラインシュリンプを与えるのも非常にオススメです。

私自身、食いつきが悪い子や早く成長して欲しい子たちに与えていますが、正直どの餌よりも食いつきが良くて、与えていて楽しい餌No. 1だったりします。

生きたミジンコを使いたい方には、タマミジンコもおすすめです。

水温20℃超えたら産卵モードへ|高タンパクエサへの切り替え時期

ここからはもう少し気温が上がってきたらの話になりますが、平均水温が20℃を超え、メダカの体型がふっくらと戻ってきたらいよいよ産卵への準備です。

ここからは産卵用の「高タンパク・高脂質なエサ」に徐々に切り替えていきましょう。

急に変えるのではなく、今までのエサに少しずつ混ぜながらゆっくりと移行していくのが理想ですが、そこまで細かく気にしなくても大丈夫な場合も多いです。

また、日照時間も産卵には重要ですので、屋外飼育であればなるべく日当たりの良い場所に容器を置いて、太陽の光をたっぷり浴びせてあげてください。

室内飼育であれば、ライトの時間を10時間〜12時間程度以上に調整してあげてください。

こんな感じで、しっかりと産卵条件が整ったら、しばらくすると産卵を開始してくれると思います。

産卵期のもっと具体的なエサの与え方については「【夏のメダカ飼育】餌を与えるオススメの回数と量の目安を紹介します!」という記事で解説していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

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まとめ|春のメダカ飼育は水温・エサ量・水換えの3点で乗り切る

それでは、最後にもう一度おさらいです。

春のメダカのエサやりと立ち上げのポイントは、こちらの通り▼

  • 本格的なエサやりの開始は「水温」「メダカの状態(活性)」で判断する
    • 水温15℃程度以上を目安に少しずつ慣らしていく
    • 週間天気予報を見て、寒くなる日はエサを少なくかゼロにする
  • 「1回に与える量」と「与える時間」を厳守する
    • 1回に与える量は夏の1/3程度、1分程度で食べ切れる量から
    • 与える時間は水温が高くなる正午〜14時頃がオススメです
  • 水換えは部分換水で少しずつ
    • エサやりと並行して数日間かけて10~20%ずつ換水するのがオススメです
  • 痩せすぎてしまった個体は別容器でケア
    • 痩せてしまった個体は隔離して、ミジンコ等の生き餌を与えるのもオススメです

春はメダカ飼育において待ち遠しい季節ですが、実は一番気を使ってあげて欲しい季節でもあります。

ぜひ今回の内容を参考に、失敗のない春のメダカ飼育を楽しんでください。

この記事が春のメダカ立ち上げの参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました^^

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    (メダカの生態・雌雄の見分け方・室内飼育と屋外飼育)
  • 第2章:メダカを死なせない!毎日の正しいお世話
    (水合わせ・餌やり・水換え頻度)
  • 第3章:日本の四季とメダカの暮らし
    (春夏秋冬ごとの管理と注意点)
  • 第4章:命を繋ぐ!繁殖と針子・稚魚の育て方
    (採卵・孵化・赤ちゃんメダカの生存率を上げるコツ)
  • 第5章:いざという時のメダカの病気と治療法
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