【PART1】タオめだかオリジナル品種(リーフィー・ウィーディー)作出までの過程を発信!
今回のテーマは「オリジナル品種作出の過程を赤裸々に公開!」です。
実は2023年10月からYouTubeのコミュニティというところから、オリジナル品種の作出記録と題して、だいぶマニアックな発信をしています。
一番最初に”来シーズン中にオリジナル品種を発表します!”と投稿をしたのが9月末。
その時点で4品種ほど作出を考えていたのですが、今の時点で少し形になってきた子達について、目指している目標の表現や僕なりの選別基準についてご紹介していきます。
今回の内容はいつものような”メダカの飼育方法”というよりは、メダカ愛好家向けのちょっとマニアックな内容になっております笑
内容はマニアックですが、メダカ飼育を始めたばかりの方にも分かりやすいように、ちゃんとお伝えしていきます。
もしかしたら中には、
どうして作出過程の情報を発信しちゃうの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
記事の後半では僕がオリジナル品種作出の過程を発信する理由についても話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではみていきましょう!
オリジナル品種の目標について
まず最初に、この子達の目標からお伝えしていきます。
最終的に目指している表現はこんな感じです▼
🐟目標🐟
体色:ブラック
体型:ヒカリ体型
目:ブルーアイ
ヒレ:(ヒレ長)スワロー
簡単に言うと…体が黒くて、目が青くて、ヒレの先が不規則に伸びるメダカを目指しています。
ちなみに、この6匹はF2を百数匹採った中でスワロー表現が出ている6匹になります。
確率で言うと約6%です…しかもメスが1匹だけです笑
品種改良ではよくF1、F2とか表現をしますが、これは世代を表していて、
F1と言ったらAとBの最初の世代の子供のことを言い、F2と言ったらその子供達の子供のことを言います。そんな感じでF3、F4と続いていきます。
スワロー表現は潜性遺伝子と言われているので、メンデルの法則によると25%の確率で出てくるはずなんですが…まぁ思い通りにはいかないですね笑
雌雄のペアが組めただけでもありがたいです。
品種を作るという難しさを楽しみながらも痛感しています。
実はこの子達、モチーフになっている生き物がいるのですが、それについてはまた後日発表します。
追記
※命名:リーフィー
別系統:ウィーディー
ブルーアイとかスワローとか、改良メダカが持つ一つ一つの特徴のことを”形質”と言ったりしますが、
それぞれの形質については日本メダカ協会が出しているメダカ品種分類マニュアルが分かりやすくてオススメです。
まだ幼魚なので、これからもっと表現が良くなると思いますが、
この子達が今の段階で一番理想の表現がよく出ている子達です。
今後は、この子達のような表現が産まれてくる確率を上げるというのが目標です。
つまり固定率を上げていくということですね。
オリジナル品種の今までの過程と現状について
続いて、ここまでの過程をお伝えしていきます。
最初に交配を始めたのが2023年の6月あたりで、写真しか残っていないのですが雄はこの子。
雌はこの子です。
このペアから産まれた子達の中から選んだのがこの子達になります。
つまりF 1です。
最初にお伝えした通り、スワローは潜性遺伝をするので、F 1の段階ではスワロー表現は発現していません。
なので、背曲がりがないことや体型がしっかりしていること、それからブルーアイになっていることを基準にペアを組みました。
そして2023年9月に産まれたF2の子達はこんな感じ。
大きく9パターンに分かれました。
だいぶバラけましたね。
体色がブラックかホワイトか。
スワロー表現が出ているか出ていないか。
青目か普通目か。
ざっくりこんなところに注目して、F2の中からF3の親になる子たちを選んでいくというのが現状です。
体色が綺麗にブラックとホワイトに分かれてくれたので、それぞれ系統を分けて管理していこうと思っています。
なぜオリジナル品種作出の過程を発信するのか?
なぜ僕がオリジナル品種作出の過程を発信するのか?
その理由は主に2つあります。
- (自分だけのオリジナル品種を作れる)という改良メダカならではの楽しみ方を知って欲しいから
- (作出の過程を発信することで)誰かの参考になったり品種の特徴や歴史も含めて知ってもらえると思ったから
中には
しっかりと完成してから世の中に出すべきでしょ!
という方もいるかもしれません。
でも僕は、作出の過程も含めて自分1人だけで楽しむよりも視聴者さんと一緒に楽しんでいけたらいいなと思っています。
もし皆さんがオリジナル品種を作りたいって思った時に、少しでも参考になったら嬉しいという思いもあります。
あとはメダカを買うか迷っている時に、どのくらい表現がバラけるのか、固定率はどのくらいなのか、いつ産まれたのかなどを知りたい時ってありませんか?
販売者によっても違うのですが、販売している側も分からないということも意外に多いです。
皆んながみんな伝えるべきだとは全く思っていないのですが、
僕は自分が育てたメダカを少しでも理解してもらって、安心した上で手に取って欲しいので、こうやって過程を発信しようと思いました^^
最後に
いかがでしたでしょうか?
僕はハマり出したらどっぷりハマってしまうタイプで、それこそメダカを飼い始めてからは、ほぼ毎日メダカのことを考えています。
皆さんもそういったことありませんか?
きっともっとメダカにハマるとそうなります笑
そんな楽しい改良メダカという趣味の世界。
きっと一生の趣味になると思いますので、一生にメダ活楽しんでいきましょう!
メダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで、メダカ専門のYouTubeチャンネルも運営しています。
僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m
最後までご覧いただきありがとうございました^^