リーフィー作出記録
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【PART5(最終章)】タオめだかオリジナル品種(リーフィー)作出までの過程を発信!

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今回は「オリジナル品種(リーフィー)作出までの過程を発信!PART5」というテーマで話していきたいと思います。

今までの発信の過程についてはPART1〜PART4までで発信しているので、興味がある方はぜひこちらも合わせてご覧ください。

来る2025年5月11日(日)、観賞メダカ愛好会のめだか展示・即売会に「リーフィー」を持っていく予定です。

普段は、毎週日曜日に会のメンバーがメダカを持ち寄って、メダカの即売会を行なっているのですが、この日は特別なイベントということで、メンバー自慢のメダカたちを展示するというイベントです。

主にメダカ展示ブース、即売ブース、すくいブースの3つに分かれていて、展示ブースには非売品のメダカもいるのですが、普段よりもグレードが高いメダカたちが並びます。

また後ほど詳しく話しますが、この展示ブースに、去年は非売品として展示していた「リーフィー」を、今年は価格を付けて展示しようと思っておりますので、気になる方はぜひ現地にお越しください。

もちろん見に来ていただくだけでも大歓迎です!

さて話を戻して…

リーフィーの一番最初の親の交配が2023年の6月あたりだったので、約2年間という時間を掛けて、ようやく本格リリースまで出来るようになりました。

やはり僕の一番最初のオリジナル品種ということもあって、もの凄くこだわりと思い入れを詰めた品種です。

もしお迎えを考えて下さっている方がいたら、この「リーフィー」という品種について、良いところも悪いところもよく知っていただいてから、ぜひお迎えを検討していただきたいと思っています。

ここまで自分のオリジナル品種について説明している方はそう多くはないと思いますので、興味がある方は、ぜひ最後までご覧下さい。

▶︎タオめだか オンラインショップ

リーフィーの命名の由来について

まず最初に、リーフィーの命名の由来についてですが、「リーフィー」という名前は、オーストラリアに生息する海水魚”リーフィーシードラゴン”から取っています。

リーフィーの見た目の特徴は、リーフィーシードラゴン特有の枝分かれした葉っぱのような突起を、スワロー(=風雅)の形質で表現してみました。

名前の由来はそれだけではなくて、僕の活動名である「タオ」という名前は実は、ツノトシゴをもじった名前なんですよ。

というのも、

水族館で一番好きな生き物は何ですか?

と聞かれたら「タツノオトシゴ」と答えるくらい、僕はタツノオトシゴが好きなんですよね笑

本当はリーフィーを「タツノオトシゴ」をもじって命名したいなと思ったのですが、良さげな名前が思いつかなかったので、

タツノオトシゴと見た目が似ているリーフィーシードラゴンから名前を取らせていただきました。

またタツノオトシゴは、縁起が良い生き物として知られています。

オスとメスがつがいになると一生を添い遂げ、オスが「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれる袋の中でメスが産んだ卵をふ化させるなど、愛情深い生き物として知られています。

また、その見た目から竜の化身と呼ばれることもあって、昇り竜のイメージで幸運のシンボルとされています。

そんな感じで、このメダカが”幸運の象徴”になるような品種になったら良いなという思いも込めて、”リーフィー”と命名しました。

リーフィーの特徴について

続いて、僕の中で定義しているリーフィーの品種としての、基本的な特徴をお伝えします。

それがこちら▼

リーフィーの基本的な特徴

体色:ブラック
体型:ヒカリ体型
目:アースアイ
ヒレ:スワロー

作出者である僕の中では、最低限この4つの特徴を持っている個体をリーフィーの基本的な特徴として定義しています。

あえて”基本的な”という言葉を使っているのは、これは良くも悪くもですが、リーフィーという品種は個体差が激しい品種だからです。

スワローという形質なので、ヒレの伸び方はもちろんのこと、体色の濃い薄い、ヒレが黄色くなる個体、全身が黒くなる個体、目が青くなる個体、目が白っぽくなる個体など…

本当に個体差が激しい品種なので、もし沢山増えて選別をする際には、皆さんの好みの個体を種親として選んでいただければと思っています。

僕個人的には、マット感のある黒い体色で、目は青く、ヒレは黄色くなる個体が好みです。

もし、どの個体を親にしたら良いか迷った場合は、相談に乗りますので、遠慮なくご連絡ください。

そして、現在(2025/04/28)、累代としてはF7まで進んでいますが、今回展示する予定のリーフィーの世代は、F5になります。

F1からF4までの過程については、過去の記事でお伝えしているので、もし興味がある方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

▶︎リーフィー作出記録

ちなみに最初の親以降は、ずっと兄弟同士での交配なので、悪く言えば遺伝的な多様性は少ないですが、良く言えば形質的には安定していると思います。

F7世代はまだ稚魚サイズで、どんな親から生まれるかにもよるので、あくまでも目安になりますが、それぞれの形質の固定率はこんな感じです▼

リーフィーF7(稚魚)の形質の固定率

体色:ブラック → 90%程度
体型:ヒカリ体型 → 70%程度
目:アースアイ→ 両目は70%程度
ヒレ:スワロー → 発現率は70%程度

こんな感じなので、最終的な固定率は、それぞれの固定率(体色の固定率)×(体型の固定率)×(目の固定率)×(ヒレの固定率)の掛け算で計算するので、

全ての形質を持つ個体が生まれる確率は約30%といったところでしょうか。

その約30%の中でもさらに、体色の濃い薄い、ヒレの伸び具合など、個体差があるので、種親にしたいと心から思える個体はというと…

僕の体感では、例えば無選別の個体が100匹いたとしたら、1ペアいたら良い方かなと思います。

…どうですか?ちょっと難しいなと思いましたか?

正直、作出の過程から現時点での固定率まで、ここまで正直に発信するのはどうかなと思いますし、マイナスな情報も含めてここまで情報を開示している方も少ないと思います。

では、どうしてここまで発信するのかと言うと…

最初にもお伝えした通り、リーフィーという品種は、僕が改良メダカに出会ってから、初めてのオリジナル品種です。

一番最初の親の交配から約2年間掛けて、じっくり我が子のように成長過程を見守り続けてきました。

リーフィーは飼育の難易度自体は、他の品種となんら変わりませんが、やはりヒカリ体型ということや、個体差があるがゆえの選別の難しさがあります。

正直この2年間の中で、累代を辞めようと思ったことも何度もあります。

ですが、そのようなことも含めてしっかりとお伝えしたいと思って、ここまでYouTubeとInstagram等で発信を継続し続けてきました。

実は、有名なメダカ専門誌の方からInstagramで「いいね」をいただいたのですが、めっちゃ嬉しかったです。

今までコメントやDMでも、リーフィーを売って欲しいと沢山のお問い合わせをいただいた方、本当にありがとうございます。

気になる価格についてですが、まだ明確に決めてはいないものの、正直安価で販売するつもりはありません…

改良メダカの価格相場を知らない方にとっては、目ん玉が飛び出る価格になると思います。

ですが、僕が約2年間、手塩にかけて育てた大事な大事なオリジナル品種です。

それでもいいと思っていただける方に、ぜひお迎えしていただきたいと思っています。

とはいえ、やはりリーフィーという品種の特性上、僕が選別すると、販売してもよいと思える基準を満たせている個体はほとんど残らないことから、どうしても価格が高くなってしまうので…

今後もし、卵でもいいから比較的安価で手に入れたいという需要があれば、卵の販売も考えてはいますので、もう少しお待ちいただければ幸いです。

おそらく、どこかのタイミングでコソッと公式ショップで公開すると思います。

ただ卵の場合は、どういった個体が生まれるかは分からないので、そこだけご理解いただけると嬉しいです。

今後、成魚も公式ショップで販売していきたいと思ってはいますが、発送がちょっと怖いなと思っているのと、ぜひ実物を見て判断していただきたいなと思っているので、こちらはまだ検討中です。

リーフィーの作出記録と題した記事は、PART1からPART4まで発信してきて、こちらのPART5が最後になります。

ここまでお付き合い下さった方、本当にありがとうございました^^

マニアックすぎて需要がない企画だというのは分かっているのですが、誰にでもオリジナル品種の作出に挑戦できるというのは、改良メダカの楽しみ方、醍醐味の一つでもあります。

そんな改良メダカの楽しみ方もあるんだということを広めたいという思いもあって、こうやって僕自身のオリジナル品種作出までの過程を発信してみました。

その集大成であるリーフィーは、2025年5月11日(日)、観賞メダカ愛好会のめだか展示・即売会に持っていく予定ですので、ぜひお越しください。

リーフィー以外にも、皆さんの目を引くメダカたちがたくさん並ぶと思いますので、メンバー一同、楽しみにお待ちしております。

▶︎タオめだか オンラインショップ

というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、

ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m

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これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました^^

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