メダカの飼い方
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【知らないと損】夏にメダカが死んでしまう原因TOP3

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今回は「夏にメダカが死んでしまう原因TOP3」というテーマで話していきたいと思います。

実は今くらいの暑い時期が、一番メダカが死んでしまいやすい、特にひと容器丸ごと全滅してしまいやすい時期です。

過去の僕もこの時期にメダカをひと容器丸ごと全滅させてしまった経験がありますが、

あんな悲しい思いは二度としたくない!と思って、今回お伝えする内容をしっかりと実践しているので、今はひと容器丸ごと全滅…ということは無くなりました。

僕がいただく相談の中でも今の時期で一番多い相談内容が”なぜかメダカが死んでしまうんですが、どうしてでしょうか…”というご相談です。

今までにも何度か、こういった話題は記事にしていますが、注意喚起的な意味合いも含めて、毎年改めて記事にしています。

夏によくあるメダカの死因を知って、しっかりと対処してあげれば、メダカの命を守ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。

また、この記事を作っている僕自身はオンラインショップで、メダカの生体と自分で開発したメダカ飼育の役に立つグッズを販売しています。

僕が実際に選別・飼育したメダカを販売しているので、興味がある方はぜひ、下記のリンクからショップを覗いてみてください。

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それではみていきましょう!

夏によくあるメダカの死因 第3位 天敵や悪天候

それでは早速、夏によくあるメダカの死因 第3位は、天敵や悪天候です。

メダカを食べてしまう天敵はというと…

メダカの主な天敵
  • アライグマ
  • ハクビシン
  • セキレイ
  • サギ
  • ヤゴ

アライグマやハクビシンなどの動物、セキレイやサギなどの鳥、それからトンボの幼虫であるヤゴなどがいます。

自然界からすると、メダカは小さな魚なので、やはり天敵は多いですね…

そして飼育下のメダカたちであっても、場所によってはこれらの天敵にメダカが食べられてしまうこともあります。

実際に、僕の周りのメダカ愛好家やSNS等でアライグマにやられた…という声を非常によく耳にします。

よくよく話を聞いてみると、アライグマって結構賢いらしくて、飼育容器にただネットを被せているだけですと、手先を器用に使って自分でネットを開けてしまうらしいんですよ。

しかも、アライグマの体の大きさに対してメダカは小さいので、容器内のメダカ1匹・2匹食べたくらいでは満足せずに、容器内のメダカを全て食べてしまうことが多いらしいです…

アライグマは夜に活動することが多いので、大切に育てたメダカたちが一夜にしてアライグマの餌になってしまうなんて、考えただけでも恐ろしいですよね…

僕はメダカ飼育を始めてから3年ちょっとになりますが、まだアライグマの被害にあったことはありません。

なので、今まではどこか他人事のように考えていたのですが、

去年の今頃にそんな話を聞いてから、僕の養魚場でも害獣・鳥害対策はしっかりと行なっています。

僕が実際にやっている対策としてはこんな感じで、鳥のクチバシやアライグマの手が入らないくらい網目が細かいネットをなるべく飼育容器全体に被せるようにしています。

細かい網目のネットは、虫対策用のやつでホームセンターで買いました。

あとは、ネットを留めるやつをなるべく強いものにするというのは意識しています。

最初は洗濯バサミを使って止めていたのですが、結構簡単に取れてしまったので、今は洗濯バサミではなく全てクランプにしています。

クランプも100均一で売っているんですが、洗濯バサミが6個で110円なのに対してクランプが1個110円なので、コスパは非常に悪いのが難点です。

ですが、これはメダカの命を守るための必要経費として割り切って考えています。

それから、天敵と同じくらい夏に気をつけたいのは”悪天候”です。

過去に【めだかの雨対策】雨水がメダカの飼育水に与える影響を解説!という記事でお伝えしたように、定期的に水換えができている飼育容器に多少の雨が入るくらいであれば、全く問題ありません。

ですが、夏場は水が痛む速度が速くなるので、水換えが追いつかないこともありますし、特に注意したいのが、突然のゲリラ豪雨による急激な水量の増加によって、メダカが流されてしまうことですね。

普通の雨の量であれば、オーバーフロー対策をしてあげれば、メダカも流されることなく、ある程度は対処できるかと思いますが、一度に大量に降る雨に対しては排水が追いつかないことも多いです。

なので僕の場合は、普段から天気予報を見ながら雨の量が多くなりそうな時は事前に容器内の水量を減らしておくようにしたり、場合によっては雨が入らないように完全に蓋をするようにしています。

とはいえ、それでも対策しようもないくらいの豪雨が降る時もあるので、これに関しては正直運次第なところもありますね…

メダカ飼育をしていると、自然の力は本当に偉大で恐ろしいなと実感させられます。

そんなこともあるので、僕個人的にはメダカを室内で飼育するというのも、非常にオススメです。

メダカの室内飼育については、めだかの室内飼育のコツ総まとめという記事も公開しているので、気になる方はぜひこちらも合わせてご覧ください。

夏によくあるメダカの死因 第2位 過密飼育

続いて、夏によくあるメダカの死因 第2位は、過密飼育です。

今年の春(4月、5月あたり)に生まれた針子たち、そろそろサイズも大きくなってきて、中には産卵をし始めているという個体もいるのではないでしょうか。

そんな、人によっては何もしなくてもメダカが増えてしまうこの時期に、ぜひ注意したいのが”メダカの過密飼育”です。

少しマニアックな話をすると、品種特有の表現をより引き出すために戦略的に過密飼育をする場合もありますが、基本的には過密飼育はしない方がいいです。

特に夏場は、過密飼育が原因による酸欠やアンモニア中毒などでひと容器丸ごと全滅してしまうリスクが高まります。

これ本当に気をつけた方がよくて、昨日まで元気に泳いでいたメダカたちが、一晩明けたらひと容器丸ごと全滅していた…なんて話は毎年聞く話です。

想像するだけでも、胸が痛くなる話ですよね…

針子や稚魚などの小さいサイズであれば、多少過密気味でもまだ大丈夫なこともありますが、

産卵可能以上のサイズ(大体2cmくらい)での過密飼育は本当に注意が必要です。

過密飼育がよくないのは分かったけど、過密飼育って具体的にどのくらいなの??

という疑問にお答えすると、夏場であれば飼育容器内の水量1リットルにつき1匹の計算でも、僕の中の基準では過密気味だなと思っています。

飼育容器内の水量2〜3リットルにつき1匹くらいの割合ですと、まだ安心かなと思いますし、実際に僕もそのくらいの割合で飼育するようにしています。

ヒレ長系のメダカになると、5リットルにつき1匹くらいの割合で飼育することもあります。

過密飼育が良くないのは分かってるんだけど、メダカを増やしたくなくても自然と増えちゃうんだよ…という方もいるかもしれませんが、その場合はオスとメスを分けて飼育すると良いです。

メダカは雌雄が揃わないと有精卵をつくることができないので、オスとメスを分けて飼育してあげれば、これ以上メダカが増えてしまうことはありません。

夏によくあるメダカの死因 第1位 水質悪化

夏によくあるメダカの死因 第1位は、水質悪化です。

水質の悪化が原因でメダカが星になってしまうのは、夏に限ったことではありません。

ですが、夏の間は水の劣化スピードが驚くほど早いので、今まで以上に気をつけてあげる必要があります。

水質悪化の原因は色々と考えられますが、根本的な原因としてよくあるのは「過密飼育」「水換え不足」「餌の与えすぎ」の3つです。

実は、”餌の与え過ぎに注意して下さい”というのは、僕の過去記事でも何度もしつこいくらいにお伝えしています。

ですが、しつこく伝える必要があるくらい、メダカの死因で一番多い水質悪化の根本の原因は、餌の与えすぎであると、僕は思っています。

餌を与え過ぎる → 餌を食べ残す → バクテリアが分解しきれない → 水質悪化

簡単に言うと、こんなサイクルになってしまうからですね。

餌については心配をしなくても、メダカは水中に自然発生する微生物や水面に落ちてくる虫などを食べています。

極論を言えば、そもそもメダカは元々野生の生き物なので、自然の環境さえ再現できれば人間が餌を与えなくても生きていけるはずなんです。

夏場は特にメダカの活性も上がって、元気に泳いでいて、餌食いもよくなるので、ついつい餌をあげたくなってしまいますよね。

僕も餌くれアピールをしているメダカを見ていると、もう少し餌を与えようかな?と思ってしまいます。

ですがそんな時でも、僕の場合は1回3分程度で食べ切れる量を1日1回〜2回しか与えていません。もっと言えば、1日餌を与えない日もあります。

ですが全く問題なくメダカは成長してくれていますし、産卵も問題なくしてくれています。

「餌の与え過ぎ、ダメ、ゼッタイ」

ぜひこの言葉だけは覚えておいて下さい。

また、これは余談ですが、餌をたくさん与えても水が劣化する前にしっかりと水換えができていれば、全く問題ありません。

注意が必要なのは、餌をたくさん与えることで、メダカのフンの量が増えたり、餌の食べ残しがあるのにも関わらず、水換えを怠ってしまうことです。

むしろ、たくさん餌を与えて、たくさん水換えができるのであれば、メダカの成長を促進することも出来るのでオススメです。

いかがでしたでしょうか?

今くらいの時期で一番多い相談内容が”なぜかメダカが死んでしまうんですが、どうしてでしょうか…”というご相談なので、

どうしても夏期にアップする記事の内容は、注意喚起的な意味合いも含まれているので、ネガティブなワードが多くなってしまいます。

ですが、事前に知っておけば、実際に対処しておけば防げる事故も多いので、大切なメダカの命を守るためにもぜひ、実践していただければと思います。

メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。

僕自身、メダカについて発信したり、メダカやオリジナルの飼育グッズを販売している中で、

「購入したメダカ、元気ですよ!」といったお声や「子どもや孫と一緒に育てています!」といった温かいお声をたくさんいただきます。

その一つひとつが、僕にとって大きな励みであり、「メダカを好きになってよかったな」と心から思える瞬間です。

大変なことも多い毎日ですが、メダカに癒しをもらいながら乗り越えていきましょう!

これからも、「メダカを一生の趣味にする人」を増やしていけるよう頑張りますので、ぜひ、チャンネル登録やコメントで応援していただけたら嬉しいです!

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最後に

それでは、最後にもう一度おさらいです。

夏にメダカが死んでしまう原因TOP3はこちらの通り▼

夏にメダカが死んでしまう原因TOP3
  • 第3位:天敵や悪天候

アライグマや鳥などの天敵には、細かい網目のネットとしっかりした固定具(クランプ)で対策するのがオススメです。

夏場のゲリラ豪雨にはあらかじめ容器内の水量を減らしたり、オーバーフロー対策で備えましょう。

  • 第2位:過密飼育

特に2cm程度以上の成魚サイズでは、水2〜3Lにつき1匹の割合で飼育するのがオススメです。

増えすぎてしまって困る場合は、オスとメスを分けて飼育すれば、これ以上増えなくなります。

  • 第1位:水質悪化

水質悪化の原因は主に、過密飼育・水換え不足・餌の与えすぎです。

餌は1日1〜2回、3分で食べきれる量に抑えて、こまめな水換えを心がけましょう。

「餌の与え過ぎ、ダメ、ゼッタイ」

この一言だけはぜひ覚えておいてください。

というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、

ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m

▶︎YouTubeチャンネルはこちら

これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました^^

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