メダカの飼育容器の比較|置き場所と見る向きで選ぶ10製品
メダカを飼う容器を買おうとして、水槽にするか、鉢にするか、大きな舟のような容器にするかで迷ったことはないでしょうか。
同じ「メダカの容器」でも、置く場所と、上から見るか横から見るかで、向いているものがまったく変わります。
この記事では、メダカの飼育によく使われる容器を、メーカーが公表している情報と、私の飼育場での使い方をもとに比べます。
それでは見ていきましょう。
- まず見るのは屋外に置くか、室内に置くかです
- 次に、メダカを上から見たいのか、横から見たいのかを決めます
- 私の飼育場では、屋外も室内もカインズの耐候材コンテナ13を20個近く使っています
- 冬に加温するときは、60リットルのトロ舟にヒーターを入れて、小さい容器を浮かべています
先に結論をお伝えします。置き場所と見る向きで3つに分かれます
商品だけ早く知りたい方のために、先に結論をお伝えします。
屋外で、いくつも並べて上から見るなら
いちばん多い使い方です。
私の飼育場でいちばん数が多いのは、カインズのPRO 耐候材 コンテナ 13です。
屋外と室内の両方で、20個近く使っています。
屋外で、たくさんの水でゆったり飼うなら
水の量が多いほど、水温の上がり下がりはゆっくりになります。
私は60リットルのトロ舟を使っていて、冬はヒーターを入れた中に小さい容器を浮かべて温めています。
室内で、横からメダカを眺めたいなら
横から見るなら、透明な水槽になります。
私が室内で使っている水槽は、GEXのメダカのための水槽セット300です。
ガラスの水槽にフィルターやフタが付いたセットで、GEXは屋外には置かないようにと取扱いの注意に書いています。
飼育容器を選ぶときに見る順番
ここからは、もう少しきちんと選びたい方向けです。
| 見る順 | 見るところ | 確認のしかた |
|---|---|---|
| 1 | 屋外か室内か | 屋外なら雨と日差しに耐えられるか、室内なら置き場所の広さと重さ |
| 2 | 上から見るか横から見るか | 横から見たいなら透明な水槽、上から見るなら鉢やコンテナ |
| 3 | 水の量 | 飼いたい匹数に対して、水が足りるか |
| 4 | 雨があふれたときの逃げ道 | 屋外なら、水抜きの穴や栓があるか |
| 5 | 容器の色 | 黒い容器はメダカの色が濃く、白い容器は色が薄く見えやすい |
とくに1番目です。
ガラスの水槽の中には、メーカーが屋外に置かないようにと書いているものもあるので、置き場所から決めると迷いにくくなります。
- 大人のメダカ1匹につき、水1リットルが目安と言われています
- 飼い始めたばかりのうちは、1匹につき2〜3リットル以上あると安心です
- 水の量は「幅×奥行×高さ(cm)÷1000」でおおよそ計算できます
タオめだかで実際に使っている容器
比較に入る前に、私の飼育場での使い方をお伝えしておきます。
容器・水槽容器は、数と置き場所で選ぶ何匹飼いたいか、屋外か室内か。屋外は容量、室内は見やすさが基準になります。›いちばん数が多いのは、カインズの耐候材コンテナ13
屋外と室内の両方で、20個近く使っています。
まだ壊れたことはありません。
採卵のときは、セリアのメダカ飼育ケースを浮かべて、その中に親メダカと産卵床を入れることもあります。
冬の加温は、60リットルのトロ舟にまとめる
冬に卵をとって針子を育てるときは、60リットルのトロ舟に水とヒーターを入れています。
その中に、採卵用と針子用の小さい容器を浮かべます。
こうすると、ヒーター1つか2つで、5〜6個の容器を同時に温められます。
玄関先には睡蓮鉢、室内には水槽セット
玄関先には、フリマで買った睡蓮鉢を置いています。
室内では、GEXのメダカのための水槽セット300を使っています。
容器の色は、メダカによって変えています
メダカは、まわりの色に合わせて体の色を変える性質があります。
黒い容器では体の色が濃く、白い容器では色が薄く見えやすくなります。
私が作ったオリジナル品種の銀青霞は、育つまでは白い容器でお腹の青さを楽しみ、大人になったら黒い容器で背中の光を楽しめるように作出しました。
ちなみに私は、メダカを飼い始めた頃に見た目のおしゃれさで容器を選んで、洗いにくさや重さで失敗しています。
10製品を比べます
屋外で上から見る容器
| 製品 | 水の量 | 外寸(幅×奥行×高さ) | 材質 | 雨の逃げ道 |
|---|---|---|---|---|
| カインズ PRO 耐候材 コンテナ 13 | 約13L | 28.7×43.5×14.5cm | ポリプロピレン | 公式サイトに記載なし |
| 赤長 DIYトロ舟 60L | 60L | 上部 約82×51cm・高さ約21cm | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし |
| トンボ 角型タライ 水抜栓付 60型 | 62L | 66×47×33cm | ポリプロピレン | 水抜き栓あり |
| GEX メダカのための飼育鉢 黒370 | 約12L | 37×37×20cm | 樹脂 | 水抜け穴あり |
| GEX 快適繁殖ケース M | 約14L | 35×30×29cm | 断熱素材 | オーバーフロー穴あり |
| スドー メダカの発泡鉢(大) | 約13L | 約45×30×20cm | 発泡スチロール | オーバーフロー穴あり |
| カミハタ 信楽焼めだか鉢 | 約3.0L | 直径約28cm・高さ約13cm | 信楽焼(陶器) | 公式サイトに記載なし |
室内で横から見る水槽
| 製品 | 水の量 | 外寸(幅×奥行×高さ) | 材質 | セットに付くもの |
|---|---|---|---|---|
| GEX メダカのための水槽セット300 | 約7.5L | 31.5×16×19cm | ガラス | フィルター、フタ、エアーポンプ、バックスクリーンなど |
| テトラ 静かなメダカ飼育セット SF-17KF | 約5L | 17×17×17cm | 公式サイトに記載なし | フタ、フィルター、お試しのエサと水質調整剤 |
| GEX グラステリア メダカ 横見 | 約5.2L | 20×15×20cm | ガラス(背面はスモークガラス) | ガラスフタ、バックスクリーンなど |
屋外に置く容器は、雨で水があふれたときの逃げ道があるかどうかで、分かれます。
室内の水槽は、フィルターまで付いたセットか、水槽とフタだけかで分かれます。
屋外で使う容器を見ていきます
カインズ PRO 耐候材 コンテナ 13|いくつも並べやすい13リットル
私の飼育場でいちばん数が多い容器です。
外寸は幅28.7×奥行43.5×高さ14.5cmで、水は約13リットル入ります。
本体はポリプロピレンで、商品ラベルには耐候試験5年相当を実施済みと表示されています。
もともとは収納用のコンテナで、メダカの飼育用として作られた商品ではありません。
同じ寸法の容器として、JEJアステージのNVボックス #13もあります。
赤長 DIYトロ舟 60L|たくさんの水をためられる大きな容器
冬の加温でまとめて温めるときに使っている容器です。
サイズは60リットルで、上の縁は約82×51cm、高さは約21cmと公表されています。
Amazonの商品名にある約41×71cmは底の寸法なので、置き場所を測るときは上の縁の寸法で見てください。
もともとはコンクリートを混ぜる作業や野菜洗い用の容器で、メダカの飼育用として作られた商品ではありません。
トンボ 角型タライ 水抜栓付 60型|水抜き栓で水換えがしやすい
トロ舟と同じくらいの大きさで、底の近くに水抜き栓が付いたタライです。
容量は62リットルで、ホースの穴の下までだと約57.7リットルと公表されています。
メーカーは、水圧でしっかり閉まる水抜き栓だと説明しています。
大きな容器の水換えで、バケツで水をくみ出すのが大変な方には、この栓が助けになります。
GEX メダカのための飼育鉢|雨があふれたときの穴が付いた鉢
メダカ用として作られた、丸い鉢の形の容器です。
黒の370は外寸が約37×37×20cmで、水は約12リットル入ります。
メーカーは、急な増水のときのために2種類の水抜け穴を付けていて、屋外飼育に向いていると説明しています。
小さい穴は縦に3つ並んでいて、メダカが外に出にくい作りだと書かれています。
GEX 快適繁殖ケース M|深さがあって外の気温の影響に配慮した作り
深さが約29cmある、ダークグレーの箱型の容器です。
水は約14リットル入り、メーカーは断熱素材と深型の作りで、夏と冬の外の気温の影響に配慮したと説明しています。
雨で水が増えたときのオーバーフロー穴があり、稚魚が流れ出ないように専用のスポンジが付いています。
スドー メダカの発泡鉢(大)|発泡スチロールの容器
発泡スチロールでできた、メダカ用の飼育ケースです。
本体は約45×30×20cmで、水は約13リットル入ります。
メーカーは、断熱効果のある発泡素材で、屋外飼育での水温変化を小さくするための容器だと説明しています。
オーバーフロー穴からマットを通して水がしみ出す作りで、メダカが逃げ出しにくいようにしてあると書かれています。
カミハタ 信楽焼めだか鉢|玄関先に置きやすい焼き物の鉢
職人が1つずつ仕上げた、信楽焼の小さな鉢です。
最大の直径は約28cm、高さは約13cmで、水は約3.0リットル入ります。
メーカーは屋内でも屋外でも使えるとしていて、飼えるメダカは1鉢あたり5匹程度までと書いています。
重さは約2.4kgあるので、置いたら動かさない場所に向いています。
室内で使う水槽を見ていきます
GEX メダカのための水槽セット300|必要なものがひと通りそろうセット
私が室内で使っている水槽です。
ガラスの水槽は約31.5×16×19cmで、水は約7.5リットル入ります。
フィルター、フタ、エアーポンプ、水質調整剤、バックスクリーンがセットになっています。
メーカーは、卵や稚魚にも使いやすいメダカ専用の水槽セットだと説明しています。
GEXは、屋外や直射日光の当たる場所には置かないようにと書いているので、室内で使う水槽です。
テトラ 静かなメダカ飼育セット SF-17KF|17cm角の小さなセット
縦・横・高さがどれも17cmの、小さな水槽のセットです。
水は約5リットル入り、専用のフタとフィルターが付いています。
メーカーは、枠のない17cmのコンパクトな大きさなので、どこでも気軽に置けると説明しています。
水槽の材質は公式サイトに記載なしでした。
GEX グラステリア メダカ 横見|背面が黒いガラスの水槽
横からメダカを見るために作られた、ガラスの水槽です。
外寸は約20×15×20cmで、水は約5.2リットル入ります。
後ろの面が黒っぽいスモークガラスになっていて、メーカーはその背景でメダカを正面からくっきり見られると説明しています。
ガラスの厚さは5mmで、ガラスのフタが付いています。
こちらも取扱説明書で、屋外や直射日光の当たる場所には置かないようにと書かれています。
メダカの飼育容器に関するよくある質問
初めてなら、大きい容器と小さい容器のどちらがいいですか?
水の量が多いほうが、水温や水の汚れの変化がゆっくりになるので、初めての方ほど水に余裕のある容器をおすすめします。ただし採卵や針子を育てる間だけは、卵を回収しやすく目が届きやすい小さい容器を、私は使っています。
屋外でガラスの水槽は使えますか?
この記事で紹介したGEXのガラス水槽は、どれもメーカーが屋外や直射日光の当たる場所に置かないようにと書いています。屋外なら、コンテナや鉢、発泡スチロールの容器から選ぶと迷いにくくなります。
雨で水があふれたらメダカは流れてしまいますか?
容器の縁まで水があふれると、メダカが一緒に出てしまうことがあります。屋外に置くなら、水抜け穴やオーバーフロー穴が付いた容器を選ぶか、雨の日は水位に気をつけてあげてください。
黒い容器と白い容器はどちらがいいですか?
どちらが正解ということはなく、飼っているメダカと、どう見たいかで決めます。黒い容器では体の色が濃く、白い容器では色が薄く見えやすくなります。私の銀青霞は、育つまでは白い容器、大人になったら黒い容器で楽しんでいます。
1つの容器に何匹まで飼えますか?
大人のメダカ1匹につき水1リットルが目安と言われています。飼い始めたばかりのうちは、1匹につき2〜3リットル以上あると安心です。約13リットル入るコンテナなら、慣れないうちは4匹くらいまでが目安になります。
まとめ|まず「屋外か室内か」から決める
メダカの容器は種類が多く見えますが、置き場所と見る向きで分けると選びやすくなります。
屋外で上から見るなら、コンテナや鉢、トロ舟やタライ。
室内で横から見るなら、ガラスの水槽です。
そのうえで、飼いたい匹数に足りる水の量があるか、屋外なら雨の逃げ道があるかを見てください。
私の飼育場では、屋外も室内もカインズの耐候材コンテナ13がいちばん多く、冬は60リットルのトロ舟にまとめて温めています。
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