メダカの稚魚のサイズ分けと親メダカと一緒にしても良いタイミングを紹介します!
今回は、「メダカの稚魚同士のサイズ分けと親メダカと一緒にしても良いタイミングを紹介」というテーマで、話していきたいと思います。
メダカの稚魚がある程度育ってくると…

いつ別の容器に移せばいいのか?
親メダカと一緒にしても良いタイミングはいつなのか?
そんな疑問の声がよく聞こえてきます。
サイズを分けるタイミングを間違えると、メダカ同士の共食いや成長不良の原因にもなりかねません。
この記事では、「稚魚をサイズで分けるタイミング」や、「親メダカと一緒にできる時期」の目安についてご紹介していきます。
先に少しだけお伝えすると、メダカの稚魚のサイズ分けは、見た目でサイズ差に明らかなバラつきが確認できる頃が一つのタイミングの目安です。
記事の後半では、親メダカと一緒に泳がしても大丈夫そうなタイミングの目安についてもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回は稚魚を分けるタイミングに焦点を当ててお伝えしていきますが、
メダカの針子を上手に育てるためのコツについては、メダカの針子を育てるための3つのコツを紹介!という記事も公開していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
また、この記事を作っている僕自身はオンラインショップで、メダカの生体と自分で開発したメダカ飼育の役に立つグッズを販売しています。
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それではみていきましょう!
メダカの稚魚のサイズ分けをしないとどうなる?
メダカ同士の共食いのリスクがある
メダカの稚魚をずっと同じ容器で飼育していると起こる、よくあるトラブルは稚魚同士の共食いです。
残酷な話に思えるかもしれませんが、メダカは「口に入るものは何でも食べてしまう」習性のようなものを持っています。
同じ日に生まれたメダカの稚魚同士だとしても、飼育環境によってはサイズに差が出てしまうので、サイズの小さな個体が大きな個体に食べられてしまうこともあります。
そして、メダカ同士の共食いは飼育者の想像以上に起こりやすい現象です。
実際に、同じ容器内で育てていた稚魚がいつの間にか減っていた…というのはよくある話ですし、僕自身も実体験としてそう感じています。
親メダカが自分で産んだ卵や自分より遊泳力が弱いメダカも捕食のターゲットになってしまうため、サイズ差が開いてくると、稚魚の生存率に大きく影響してしまいます。
餌の取り合いで成長に差がつく
また、餌の取り合いも見逃せない問題です。
体格の小さいメダカが、体格の大きなメダカに負けてしまい、十分に餌を食べることができないと、体格差はさらに開いてしまいます。
餌を取れない個体は弱り、最悪の場合、死んでしまう可能性もあります。
「元気に泳いでいるから大丈夫」と思っていても、容器内ではケンカや餌の取り合いにより、成長に大きな偏りが出てしまうこともあるので、日頃の観察はしっかりと行うことをオススメします。
メダカの稚魚のサイズ分けのタイミングと目安
続いて、メダカの稚魚のサイズ分けのタイミングと目安についてお伝えしていきます。
先ほどもお伝えした通り、メダカのサイズ・成長速度には個体差があるので、同じ日に生まれた稚魚だとしても、日が経つにつれてサイズにばらつきが出てきてしまいます。
成長の早い個体と遅い個体が混在しはじめたら、飼育容器を分ける準備をしていきましょう。
ポイントはこちらの2つです。
- 見た目で分かるサイズ差が出てきた時
- 生後2週間前後が経過したタイミング
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイント① 見た目で分かるサイズ差が出てきた時
まずは、泳いでいるメダカの稚魚たちの見た目の変化に注目してみて下さい。
ずっと観察していると、稚魚の体が少しふっくらとしてきて、「魚らしい形になってきた」と感じる瞬間がきっとあると思います。
このくらいの時期から、成長の早い子とゆっくりな子との体格差が少しずつ目立ってくるようになります。
特に「とびっこやとび仔」と呼ばれる飛びぬけて大きな個体や、泳ぎが安定してきたメダカがいたら、それはサイズ分けを検討するタイミングです。
おそらくですが、飛びぬけて大きな個体(とび仔)は、他の稚魚を食べて成長した可能性が非常に高いので、その子だけでも隔離してあげることを強くオススメします。
メダカたちの日々のちょっとした変化に気づけるようになれば、メダカの共食いが原因でメダカが減ってしまう確率を減らすことができますので、ぜひ定期的に観察してあげるようにして下さい。
ポイント② 生後2週間前後が経過したタイミング
また、期間での目安で言うと、生後2週間前後が経過したタイミングが一つの目安になります。
飼育環境や個体差はありますが、一般的にメダカの針子(稚魚)は、生後2週間程度で体長が1cm前後にまで成長します。
泳ぎも安定してきて、見た目や動きが魚らしくなってくる頃で、生後2週間をしっかりと生き残ることができた稚魚は、その後の生存率も安定してきます。
とはいえ、生後2週間と言うのはあくまでも目安です。
極端な話ですが、春先の生後2週間と夏場の生後2週間とでは、同じように飼育していたとしても、成長速度は大きく異なるはずですし、どんな餌をどのくらいの頻度で与えるのか?などによっても、成長速度には大きく差が出ます。
「〇cmになったから」というような数値にこだわるよりも、メダカたちの行動や様子の変化を見極められるようになると、稚魚の生存率も上がってくると思います。
親メダカと一緒にできるタイミングと注意点
それでは最後に、稚魚と親メダカを一緒にするタイミングと注意点についてお伝えしていきます。
一番安心できるのは、親メダカを同じくらいのサイズに成長したら、ほぼ間違いなく一緒に泳がせてしまって大丈夫です。
数値の目安でいうと、安全ラインは「体長1.5cm以上」です。
このくらいのサイズになると、メダカは“幼魚”と呼ばれ、親メダカをそのまま小さくしたような姿形をしています。
体長1.5cm以上あれば、親メダカの口に入ることはなく、捕食されるリスクもほぼありません。
稚魚が親メダカの口に入らないサイズにまで成長していれば、共食いをすることはないので、そこについては安心できますが、
あまりにもサイズ差や遊泳力に差があったりすると、一緒にした稚魚が親メダカに追いかけられたり、つつかれたりしてしまうこともあります。
なのでどうしても混泳させる必要がある場合は、稚魚の隠れ家になるような、水草や流木などを飼育容器内に設置するのも効果的です。
いずれにせよ、混泳させた後は、今まで以上にじっくりと観察してあげるようにして下さい。
いかがでしたでしょうか?
今回は「メダカの稚魚はいつ移せば良いのか?親メダカと一緒にするタイミングについても紹介」というテーマでお伝えしました。
メダカ飼育にハマると、メダカの品種や飼育容器も増えてきて、稚魚と親メダカを一緒にしたくなるタイミングも出てくるかと思います。
そんな時には、ぜひ今回の内容を思い出して、稚魚と親メダカを混泳させるタイミングを見極めてみて下さい。
メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。
僕自身、メダカについて発信したり、メダカやオリジナルの飼育グッズを販売している中で、
「購入したメダカ、元気ですよ!」といったお声や「子どもや孫と一緒に育てています!」といった温かいお声をたくさんいただきます。
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最後に
それでは、最後にもう一度おさらいです。
メダカの稚魚をサイズ分けするタイミングの目安はこちらの通り▼
- 見た目で分かるサイズ差が出てきたタイミング
- 生後2週間が経過したタイミング
メダカには、自分が産んだ卵や稚魚であっても「口に入るものは何でも食べてしまう」習性のようなものがあります。
メダカ同士の共食いや成長不良といったトラブルを防ぐためには、適切なタイミングで稚魚をサイズ分けする必要があります。
飼育環境や個体によって、成長速度は異なりますので、できればメダカ一匹一匹の様子を丁寧に観察しながら、最適なタイミングで移動をしていくのがオススメです。
というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
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これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました^^