メダカの針子の餌おすすめ|現役メダカブリーダーが毎日与えている組み合わせと量・回数
今回は「メダカの針子の餌」というテーマで話していきたいと思います。
「メダカも卵をたくさん産んでくれていて、孵化している針子もチラホラ見かけるようになった!でも、ふと気が付くとなぜか針子が減っている気がする…」
こんな悩みはありませんか?
産まれたばかりのメダカのことを「針子」と言いますが、その針子がなぜか消えてしまっている。
これは本当に、メダカ飼育あるあるです…
メダカの針子は死んでしまっても、溶けてしまったり、貝やエビに食べられてしまうことが多く、死体が残らないことも多いです。
そして針子が死んでしまう一番の原因は「餓死」だと言われています。
また、メダカの針子飼育は生後2週間が勝負だと言われています。
たった2週間、針子の餌に気を使ってあげるだけでも、針子の生存率は大きく変わってきます。
針子の餌はゾウリムシ・グリーンウォーター・PSB・専用の粉餌など種類がとても多く、「結局どれを与えればいいの?」と迷ってしまうところだと思います。
私も色々な餌を試してきましたが、今は組み合わせが固まっていて、毎日同じやり方で針子を育てています。
先に結論からお伝えすると、こちらです。
- 私が毎日与えているのは「金パケ(産卵繁殖用)のすりつぶし」
- 生後2週間を過ぎて口に入るサイズになったら、冷凍ベビーブラインシュリンプも与える
- PSBは最近、実験やおまじない的に取り入れている
- 回数は1日1回・朝。量は容器全体に薄く広がるくらい
- 夕方に残っているようなら取り除く(成魚より長めに置いておく)
- 餌を与えても食べている様子がないときは要注意のサイン
この記事では、私が実際にやっている針子の餌やりを、そのままお伝えしていきます。
餌を与え始めるタイミングについては、メダカの針子の餌はいつから?という記事で詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
それではみていきましょう!
私が今与えている針子の餌【金パケのすりつぶし+冷凍ブライン】
主食は「金パケ」のすりつぶし
私が今、針子の主食にしているのは「金パケのすりつぶし」です。
金パケというのは、ヒカリの「メダカのエサ 産卵繁殖用」のことで、メダカ飼育者の間では金色のパッケージから「金パケ」と呼ばれている定番の餌です。
私は親メダカの普段の餌にもこの金パケを使っていて、針子にはこれをすりつぶして粒を細かくして与えています。
針子は自分の口に入るものしか食べることが出来ません。
そのままの粒では針子の口には大きすぎますが、すりつぶしてパウダー状にしてあげれば問題なく食べられます。
親メダカと同じ餌を使えるので、餌を何種類も管理しなくて済むのも気に入っているところです。
生後2週間からは「冷凍ベビーブラインシュリンプ」
毎日の金パケに加えて、生後2週間を超えて針子の口に入るサイズになってきたら、「冷凍ベビーブラインシュリンプ」も与えるようにしています。
産まれたばかりの針子にはまだ大きいので、最初の2週間は金パケのすりつぶしがメインです。
ブラインシュリンプというと、卵から沸かして使うイメージが強いと思いますが、冷凍タイプなら沸かす手間がなく、使いたい分だけ解凍して与えられます。
生き餌に近い形で食いつきも良いので、大きくなってきた針子や稚魚の栄養補給に使いやすいです。
ブラインシュリンプを卵から沸かして与える方法については、メダカにおすすめのブラインシュリンプという記事をご覧ください。
PSBは「実験とおまじない」として取り入れ中
正直にお伝えすると、以前の私はPSB(光合成細菌)を針子に与えていませんでした。
ただ最近は、実験とおまじないような感覚で、金パケと一緒に取り入れるようにしています。
メーカーによる大きな差は感じにくいと思うので、手に入りやすいもので大丈夫です。
餌やりの回数と量【1日1回・朝】
針子への餌やりは、1日1回・朝です。
量の目安は、餌が容器全体に薄く広がるくらいです。
そして夕方になっても餌が残っているようなら、スポイトなどで取り除くようにしています。
ここは成魚の餌やりとの大きな違いで、成魚の場合は数分で食べきれる量を与えて早めに切り上げますが、針子の場合は取り除くまでの時間をあえて長めに空けています。
ただし、残った餌を放置すると水を汚したり油膜が張ったりする原因になります。
針子に限らずですが、水質の悪化はメダカの死に直結します。
餌を与えた後の食い付きや餌の残り具合を観察しながら、量を調整してあげるようにしてください。
また、針子の飼育は餌と同じくらい水温も重要です。詳しくは針子の生存率を上げるには水温が必須という記事で解説しています。
定番の針子の餌3つ【専用粉餌・ゾウリムシ・グリーンウォーター】
私の今の組み合わせ以外にも、針子の餌として定番のものを3つ紹介しておきます。
どれも私が実際に試してきたものなので、それぞれの良いところと手間になるところをセットでお伝えします。
針子用の粉餌(手軽さNo.1)
用意のしやすさで言えば、針子用の粉餌が一番です。
ホームセンターやメダカ専門店、今はAmazonや楽天などのネット通販でも簡単に手に入ります。
市販品の中で針子向けに作られているものは、粒のサイズが針子の口に合うように設計されているので、すりつぶす手間なくそのまま与えられます。
また、「針子用とか成魚用とか、いちいち用意するのが面倒!」という方には、パラクリアのマッシュタイプという選択肢もあります。
タンパク質が少し少なめなので産卵数は落ちるかもしれませんが、普通に飼育する分にはこれ一つでメダカの針子〜成魚まで育てることが出来ます。
ゾウリムシ(生き餌・自家培養できる)
ゾウリムシとは、顕微鏡で見ると「草履」のような形をしている微生物のことです。
普通に生活しているとまず聞かない名前ですが、メダカ飼育をしている方の間では、あちらこちらでよく聞く単語の一つだったりします。
私も以前は、最初に種となるゾウリムシを購入して、あとは「米の研ぎ汁とゾウリムシ入りの水を入れて放置」という方法で自家培養しながら、針子に与えていました。
ゾウリムシが針子の餌に向いている理由は、そのサイズにあります。
とても小さな生き物なので針子の口にも入りますし、生き餌なので飼育水に入れてもしばらく生きていてくれて、食いつきも良いです。
一方で、増やし続けるには維持管理の手間がかかりますし、培養液ごと入れると水が汚れるので、濾してから与える必要があります。
手間を楽しめる方には、餌代の節約にもなる良い選択肢です。
グリーンウォーター(青水・植物プランクトン)
グリーンウォーターとは、その名の通り緑色をした水のことで、別名「青水」とも呼ばれます。
緑色の正体は植物プランクトンです。
この水を飼育水として針子を育ててあげるだけで、針子がグリーンウォーターの中のプランクトンを食べてくれるので、餓死を防げる確率が高まります。
屋外でメダカ飼育をしていると自然と出来てくれる水なので、見た目で捨ててしまわずに、針子用に取っておくのもおすすめです。
ただ、いざゼロから作ろうと思うと意外に難しかったりします。
作り方のコツはグリーンウォーターの作り方と何日でできるか実験という記事で詳しく解説しています。
なお、グリーンウォーターで育てている針子が稚魚サイズまで育ったら、慎重に全換水してクリアウォーターに切り替えても大丈夫です。
餌が原因で針子が減っているときのサイン
針子が減ってしまう原因は水温や水質などいくつもありますが、餌が原因かどうかを見分けるポイントがあります。
それは、餌を与えても食べている様子がないときです。
餌を入れた直後の針子の動きを観察してみて、餌に反応していない・口を使っている様子がないという場合は、餌の種類やサイズが合っていない可能性があります。
その場合は、粒をさらに細かくしてみたり、ゾウリムシのような生き餌など、別の種類に変えてみてください。
また、そもそも水温が低いと針子は活性が上がらず餌をあまり食べません。
餌を変えても反応がない場合は、水温もセットで確認してあげてください。
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よくある質問
針子を80Lのような大きい容器で育てても大丈夫?
可能です。
いずれにせよ、ある程度の水温が大事なので、そこだけは意識してあげてください。
グリーンウォーターで育てた針子は、いつクリアウォーターに変えればいい?
稚魚サイズまで育っていれば、慎重に全換水してあげても大丈夫です。
稚魚のサイズ分けについてはメダカの稚魚のサイズ分けと混泳タイミングという記事も参考にしてください。
最後に
今回は、私が実際にやっている針子の餌やりについてお伝えしました。
最後におさらいです。
- 毎日の主食は「金パケのすりつぶし」
- 生後2週間を過ぎたら冷凍ベビーブラインシュリンプ
- PSBは実験とおまじない的に取り入れ中
- 1日1回・朝。容器全体に薄く広がるくらいの量
- 夕方に残っていたら取り除く
- 食べている様子がなければ、餌の種類・サイズ・水温を見直す
私の知識と経験はこれからも惜しみなく発信していきます。
この記事が針子の餌選びの参考になれば嬉しいです。
針子の育て方の全体像は、メダカの針子の育て方完全ガイドにまとめていますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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