メダカにヒーターは必要か|いる人・いらない人の分かれ目と選び方
「メダカにヒーターは必要ですか」という質問を、毎年この時期にいただきます。
結論から言うと、必要な人といらない人が、はっきり分かれます。
私の飼育場でも、加温している容器と、加温していない容器の両方があります。
今回は、その分かれ目はどこなのか。そして必要だと決まったときに、何を見て選べばいいのかをお伝えしていきます。
それでは見ていきましょう。
- ヒーターがいらないのは、親メダカだけを冬越しさせる場合
- ヒーターが必要なのは、秋生まれの針子や稚魚がいる場合と、冬も産卵させたい場合
- 選ぶときに見るのは実際に入っている水の量だけ。容器の表示サイズではありません
メダカにヒーターがいらない人
親メダカだけを冬越しさせるなら、ヒーターは要りません。
水温が下がるとメダカの動きは鈍くなりますが、これは冬眠に近い状態で、異常ではありません。
私の飼育場にも、加温していない容器がたくさんあります。
この場合に気をつけることは、ほとんど餌の与えすぎだけです。
水温が10℃を下回ったら、私は餌を与えないようにしています。
加温せずに冬を越す具体的なやり方は、メダカは冬でも加温なしで室内飼育できますという記事にまとめています。
メダカにヒーターが必要な人
ここからは、逆にヒーターがあった方がいい場合をお伝えします。
私が必要だと考えているのは、次の3つのどれかに当てはまるときです。
秋に生まれた針子や稚魚がいる
秋に生まれた針子は、水温が下がると成長が止まります。
体力がつく前に冬に入ってしまうので、そのままだと冬を越せないことが多いです。
加温すれば冬眠させずに育てられるので、春を待たずに大きくできます。
針子の冬越しについては、冬の針子の育て方で詳しく書いています。
冬も産卵させたい
水温を上げると、冬でもメダカは産卵します。
ただし、冬に加温して産卵させたメダカが、4月になって暖かくなっても産卵しないことがありました。
自然の周期からずれる分、春の産卵に影響が出る可能性はあります。
冬に増やす手順そのものは、メダカの加温飼育にまとめています。
水温が10℃を下回る場所に置いている
同じ室内でも、玄関や暖房のない部屋は、思っているより水温が下がります。
稚魚を育てる予定がなくても、水温が一桁まで落ちる場所なら、加温を検討する価値があります。
必要と決まったら見るのは水の量だけ
ヒーター選びは種類が多くて迷いますが、最初に見るのはひとつだけです。
それが適合水量です。
ここで間違えやすいのが、容器の表示サイズで選んでしまうことです。
適合水量は実際に入っている水の量で見ます。
60Lと書かれたトロ舟でも、ふちまで水を入れることはまずないので、実際の水量はそれより少なくなります。
私が使っているのは、サーモスタットが一体になっているタイプです。
別売りのサーモスタットを買い足す必要がないので、これ1つで温度を設定できます。
小さめの容器に使っているもの
公式の適合水量は水容量約48L以下。120Wで、設定できる温度は15〜32℃です。
私は60Lの容器に、これを使っています。
大きめの容器に使っているもの
公式の適合水量は水容量約64L以下。160Wで、設定できる温度は同じく15〜32℃です。
私はそれより大きい容器に、こちらを使っています。
- 適合水量は容器の表示サイズではなく、実際に入れている水の量で見ます
- 大きい容器を使うときは、入れている水の量を先に確かめてください
- 水量に対してヒーターが小さいと、設定した温度まで上がらないことがあります
水温計がないとヒーターは活きない
ヒーターを入れて終わりにすると、うまくいきません。
設定した温度と、実際の水温がずれることがあるからです。
公式スペックでも、測定精度は±1.5℃と書かれています。
つまり20℃に設定していても、実際は18.5℃から21.5℃の幅があるということです。
私が10℃を下回ったら餌を与えないと決めていられるのも、水温を毎日見ているからです。
浮かべるだけのもので十分なので、ヒーターとセットで用意してください。
メダカ用と書かれた4製品と、温度を選べる2製品を、メーカーの公式情報だけで並べて比べました。
▶︎ メダカ用ヒーターの比較|水の量で選ぶ6製品とよくある間違い
最後におさらい
メダカにヒーターが必要かどうかは、飼っているメダカと置き場所で決まります。
親メダカだけで、水温が極端に下がらない場所なら、必要ありません。
秋生まれの針子や稚魚がいるなら、あった方が生き残ります。
そして選ぶときに見るのは、容器の表示サイズではなく、実際に入っている水の量です。
冬は、来年どれだけ増やせるかが決まる季節です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
冬を越えられたら、来年はもっと増やせる。
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