メダカの飼い方
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【めだかの雨対策】雨水がメダカの飼育水に与える影響を解説!

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今回は「雨水がメダカの飼育水に与える影響を解説!」というテーマで話していきたいと思います。

野外でメダカを飼い始めたばかりの方にとって、“雨”は見落としがちな落とし穴のひとつ。

放っておいても平気な場合もあれば、思わぬメダカの全滅のきっかけになることもあります。

でも安心してください。

今回は、そんな「雨とメダカ」の関係について、僕の実体験を交えながらわかりやすく解説していきます。

そもそも雨が入っても大丈夫なのか?

雨によって飼育水はどう変化するのか?

簡単にできる“雨対策”はどうするのか?

こんな疑問にひとつずつ答えていきますので、「雨が降るたびに不安になる…」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、この記事を作っている僕自身はオンラインショップで、メダカの生体と自分で開発したメダカ飼育の役に立つグッズを販売しています。

僕が実際に選別・飼育したメダカを販売しているので、興味がある方はぜひ、下記のリンクからショップを覗いてみてください。

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それではみていきましょう!

雨が入ってもメダカは大丈夫?答えと大前提

まず最初にお伝えした通り基本的には”雨”は飼育容器に入ってしまっても大丈夫です。

これから色々とお伝えしていきますが、大前提として、僕の経験上では雨が入ったくらいでは死なない個体の方が多いです。

少なくとも、水換えや汚泥を抜く等の定期的なメンテナンスをしっかりと行っている容器であれば、まず大丈夫だと思います。

ですが悪条件が重なってしまうと、場合によっては、雨によって容器内のメダカが全滅してしまうこともあり得ます。

そもそも野生のメダカは、日常的に雨にさらされてしまう田んぼや用水路などに生息しています。

もし雨自体が絶対にダメなのであれば、野生のメダカはとうに絶滅しているはずです。

ですが野生下と飼育下では、雨の影響による環境変化の”速度”が全然違います。

メダカはゆっくりとした環境変化にはある程度耐えることが出来ますが、急な環境変化には弱い傾向があります。

なので雨自体が悪いというわけではなく、ぜひ”雨が降ったら飼育環境はどう変わるのかなぁ”などと考えてあげてみて下さい。

少しの想像力を働かせてあげることで、おのずと雨への対策も分かってきて、メダカを上手に飼育できるようになります。

飼育容器内に雨がどれくらいの量が、どれくらいのスピードで入るかによって、メダカにとってのリスクが変わってきます。

では次からは、飼育水に雨が入った後に起こる3つの変化や、具体的な注意点について詳しくお伝えしていきます。

飼育水に雨水が入った後に起こる3つの変化と注意点

では早速、飼育水に雨が入った後に起こる3つの変化についてお伝えしていきます。

それがこちら▼

  • 水温の変化
  • 水質の変化
  • 水量の変化

この3つになります。

水温の変化:急激な水温差でメダカが風邪をひく

まずは「水温の変化」からご説明していきます。

当たり前ですが、雨降ると気温が下がりますし、人が雨に打たれると急激な体温の低下で、風邪をひいてしまう方も少なくないと思います。

実はこのような現象がメダカにも起こります。

雨そのものが原因でメダカが病気になるというよりは、飼育水に雨が入ることで、水温が急激に下がってしまい、メダカの免疫力が下がって病気になりやすくなってしまう…みたいなイメージです。

しかもメダカが感じる温度の変化は、人間の数倍以上だと言われています。

人間がちょっと寒くなってきたなと感じている頃、メダカはめっちゃ寒い!って感じているみたいなイメージです。

人間だって温度差で風邪をひくんだから、温度変化に敏感なメダカが、雨の影響で調子を崩してもおかしくはないですよね。

水質の変化:水中の微生物バランスの崩壊リスク

続いて「水質の変化」についてご説明していきます。

雨が飼育水に与える影響は水温変化だけではなく、水質にも影響を与えます。

過去の記事で視聴者の方がコメントして下さって、自分でも調べてみたのですが、日本の雨はちょっとだけ酸性です。

メダカが元気に泳げる水質は「弱酸性〜中性〜弱アルカリ性」の範囲だと言われているので、多少の雨が入ったくらいでは、メダカ自身にとってはそこまで大きな影響はありません。

ですがこれが、飼育水中に存在している微生物にとっては”大問題”なんですよね…

普段から濃いグリーンウォーターで飼育をしている方は特に注意したほうが良いです。

難しい説明は省きますが、濃いグリーンウォーターに雨が一度に大量に入ると、すぐにではなくても結果的にグリーンウォーターの正体である植物プランクトンや、水中に存在する微生物が大量に死滅してしまう可能性があります。

死滅した微生物をそのまま放置してしまうと、水中の分解プロセスが乱れてしまい、水の劣化が急激に進んでしまいます。

水質が悪化することで、元々水中に存在していた病原菌が増殖しやすくなり、メダカが病気を発症してしまうリスクが高まります。

そうなってしまうと、メダカが調子を崩して、1匹2匹とポツポツと星になってしまうというわけです。

微生物は目に見えないので、水の変化は分かりづらいかもしれませんが、

なぜ天気が不安定の時期は、

ポツポツとメダカが星になってしまうんだろう…

と感じる場合は、こんな原因が隠れていることも多いです。

なので僕自身は、天気予報は常に気にしていて、雨が降ると分かっている前日と雨が降った次の日には必ず、汚泥を抜きつついつもよりも多めに水換えをするようにしています。

水量の変化:水のあふれによるメダカの流出事故

最後にご説明するのは「水量の変化」についてです。

水量の変化については感覚的にも分かりやすいと思いますが、飼育容器に雨が入り過ぎてしまうと、容器から飼育水が溢れてしまいます。

僕の経験上では、ある程度の遊泳力があるメダカであれば、流されてしまうといった経験はないのですが、

針子や稚魚といった、まだ泳ぐ力が弱いメダカや、ダルマ体型などの泳ぐのが上手ではない品種などは、メダカの流出事故が起きる可能性があるので注意が必要です。

とはいえ、メダカの流出事故を防ぐのは簡単で、オーバーフロー対策というものをやってあげれば大丈夫です。

具体的には、容器に小さな穴を開けて水だけが流れるようにしたり、布などを飼育容器のフチに挟んで適切な水位になるまで自動で排水するようにしたり、

僕が使っているタライには元々ホースを通すための穴が空いているので、そこにアクアリウム用のワタを詰めたりして対策しています。

オーバーフロー対策は、メダカ愛好家さんたちがそれぞれ色々なやり方で対策しているので、気になる方はぜひ「メダカ オーバーフロー対策」などと検索してみてください。

他の方のやり方を見てみることで、参考になることも非常に多いです。

いかがでしたでしょうか?

今回は、雨水がめだか飼育水に与える影響を解説!というテーマで、色々とお伝えしてきました。

量や質にもよりますが、雨そのものはメダカにとってそこまで悪影響があるものではありません。

一方で雨が飼育水に入ることによる影響を考えるというのは、飼育者にとってとっても大切だと思います。

「水温の変化」「水質の変化」「水量の変化」どれも見逃せない変化です。

雨が飼育容器に入らないようにしたらいいんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、それも現実問題、大変で難しいと思います。

メダカ飼育で容器選びが超大切な理由4選という記事でもお伝えしていますが、

僕自身、約3年間にわたってメダカの飼い方について発信してきて思ったのは、やっぱり容器の大きさ、水量の多さは正義だということです。

そんなことは分かってるんだけど、

容器を置くスペースがないんだよ…

と思う方も多いとは思いますが、やっぱりこのことは伝えておきたいです。

大きな容器での飼育が難しいのであれば、せめて飼育容器内のメダカの密度を下げるというのがオススメです。

僕が受ける飼育相談の中で、圧倒的に多いのが「なぜかメダカが星になってしまうんです…」といったご相談です。

よくよく話を聞いてみると、小さな容器で密度を高くして飼育している方が非常に多い印象があります。

そういった飼育が不可能という訳ではありませんが、それなりの飼育技術とメダカにかけられる時間が求められます。

多くの方はそこまで時間も手間もかけられないと思いますので、楽に!生存率高く!メダカを飼育したいと思う方は、ぜひメダカの「密度」も意識してみてください。

メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。

僕自身、メダカについて発信したり、メダカやオリジナルの飼育グッズを販売している中で、

「購入したメダカ、元気ですよ!」といったお声や「子どもや孫と一緒に育てています!」といった温かいお声をたくさんいただきます。

その一つひとつが、僕にとって大きな励みであり、「メダカを好きになってよかったな」と心から思える瞬間です。

大変なことも多い毎日ですが、メダカに癒しをもらいながら乗り越えていきましょう!

これからも、「メダカを一生の趣味にする人」を増やしていけるよう頑張りますので、ぜひ、チャンネル登録やコメントで応援していただけたら嬉しいです!

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登録者数 10,000名突破

最後に

それでは、最後にもう一度おさらいです。

今回お伝えしたように、雨そのものが必ずしもメダカに悪影響を与えるわけではありません。

自然界のメダカたちは、日常的に雨にさらされながら生きていますし、飼育下のメダカもある程度の環境変化には、柔軟に適応する力を持っています。

ですが、問題なのは「急激な変化」と「悪条件の重なり」です。

  • 雨による急激な水温差
  • 水中に存在する微生物のバランスの崩壊
  • 水量の急上昇によるメダカの流出

この3つの変化は、知らずに放置すると取り返しのつかないトラブルにつながることもあります。

それらのトラブルを防ぐためには、

  • 飼育密度を見直す
  • 水換えや汚泥の管理を習慣化する
  • 飼育容器にオーバーフロー対策をしておく

といった工夫を重ねることで、メダカの健康と命を守ることができます。

ぜひ今回の内容を参考にして、上手にメダカ飼育を楽しんでみてください。

というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、

ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m

▶︎YouTubeチャンネルはこちら

これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました^^

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