メダカの餌の比較|体の大きさに合う粒で選ぶ9製品
メダカの餌を買おうとして、種類の多さに迷ったことはないでしょうか。
「稚魚用」「成長用」「産卵用」と書かれていても、自分のメダカにどれが合うのかは分かりにくいですよね。
この記事では、メダカ用の餌をメーカーが公表している情報だけで並べて比べます。
順位はつけません。いま飼っているメダカの大きさや状態で、選ぶものが変わるからです。
それでは見ていきましょう。
- まず見るのはメダカの口に入る粒の大きさ。袋に「粒サイズ0.2mm以下」のように書かれています
- メダカの大きさは3段階。生まれてすぐの針子、1cmを超えた稚魚、2.5cmを超えた親メダカです
- 私の飼育場では、今も金パケ(メダカのエサ 産卵繁殖用)をメインに与えています
先に結論から。メダカの大きさで3つに分かれます
商品だけ早く知りたい方のために、先に結論をお伝えします。
選び方はかんたんで、いま飼っているメダカの体の長さを見るだけです。
生まれてすぐの針子(体が1cmより小さい)なら
卵からかえったばかりで、口がとても小さい時期です。
キョーリンのメダカの舞 ベビーは、粒の大きさが0.2mm以下。
メーカーは、ふ化して3〜4日後から与え始めるように書いています。
1cmを超えた稚魚や若いメダカなら
体がしっかりしてきて、少し大きい粒も食べられるようになった時期です。
キョーリンのメダカの舞 ネクストは、粒の大きさが0.21〜0.37mm。
メーカーは体の長さ1cmからと書いています。
2.5cmを超えた親メダカなら
産卵させたい親メダカや、大人になったメダカです。
私が今もメインで与えているのが、この金パケです。
粒の大きさは0.38〜0.6mmで、メーカーは親メダカ向けとしています。
- 餌の袋には「粒サイズ0.2mm以下」「0.21〜0.37mm」のように、粒の大きさが数字で書かれていることがあります。これが、そのメダカの口に合うかどうかのいちばん分かりやすい目安です。「稚魚用」という言葉だけで選ぶより、数字を見るほうが外しにくくなります。
餌を選ぶときに見る順番
ここからは、もう少しきちんと選びたい方向けです。
| 見る順 | 見るところ | 確認のしかた |
|---|---|---|
| 1 | 粒の大きさ | 袋に書かれた「粒サイズ」の数字を、メダカの大きさと見比べる |
| 2 | 浮くか沈むか | 袋には「浮上性」「沈下性」「はじめ浮いてゆっくり沈む」などと書かれています |
| 3 | メーカーが想定している使い方 | 「産卵用」「成長用」「水温が低い時期に」など、目的が書かれているか |
| 4 | 与え方の目安 | 1日に何回、どれくらいの量かをメーカーが書いているか |
とくに1番目です。
大きすぎる粒は、小さいメダカの口に入りません。
タオめだかで実際に与えている餌
比較に入る前に、私の飼育場で何を与えているかをお伝えしておきます。
人工の餌のメインは、今も金パケ(キョーリン メダカのエサ 産卵繁殖用)です。
金色の袋に入っているので、メダカを飼っている人の間では金パケと呼ばれています。
親メダカにはそのまま与えています。
針子の時期は、この金パケをすりつぶして粉にしてから与えています。
メーカーの公式サイトにも子メダカには粒が大きめなので、つぶして与えてくださいと書かれていて、やっていることと合っています。
針子の餌の組み合わせや回数は、メダカの針子の餌の記事で詳しくまとめています。
- 餌を何種類もそろえる必要はありません。私は1つをメインに決めて、メダカの大きさに合わせてすりつぶすかどうかで調整しています。種類を増やすより、食べ残しが出ない量を守るほうが大事です。
針子に合う細かい粒の3製品
生まれてすぐの針子向けに、粒がとても細かい製品です。
キョーリン メダカの舞 ベビー
公式サイトによると、粒の大きさは0.2mm以下です。
ふ化してから3〜4日後、口から餌を食べられるようになった頃から与え始めるように書かれています。
メーカーは、数分で食べきれる量を1日5回以上与えるのが理想と説明しています。
浮くか沈むかは、公式サイトに記載がありませんでした。
キョーリン パラクリア パウダー
公式サイトによると、粒の大きさは0.2mm以下で、はじめは浮いてゆっくり沈むタイプです。
対象は「各種稚魚」と書かれています。
メーカーは、エラや体の表面のケアを考えた餌と説明しています。
ほかの餌と混ぜず、この餌だけで与えるように書かれているのが特徴です。
GEX メダカ元気 パウダーフード
公式サイトによると、細かいパウダー状で、ほとんど沈まずに水面に広がるタイプです。
稚魚から親メダカまで使え、針子など泳ぎ出したばかりの稚魚にも向いていると書かれています。
粒の大きさの数字、原材料、与え方の目安は、公式サイトに記載がありませんでした。
1cmを超えた稚魚に合う3製品
体の長さが1cmを超えて、少し大きめの粒が食べられるようになった時期の製品です。
キョーリン メダカの舞 ネクスト
公式サイトによると、粒の大きさは0.21〜0.37mmで、体の長さ1cmからと書かれています。
メーカーは、1回に2〜3分で食べきれる量を1日に数回与え、大きくなったらコンプリートに切り替えるように案内しています。
浮くか沈むかは、公式サイトに記載がありませんでした。
キョーリン パラクリア 顆粒
公式サイトによると、粒の大きさは0.21〜0.37mmで、はじめは浮いてゆっくり沈むタイプです。
対象は「メダカの幼魚から成魚」と書かれています。
パウダーと同じシリーズで、メーカーはエラや体の表面のケアを考えた餌と説明しています。
キョーリン メダカのエサ ハイパー良消化
公式サイトによると、粒の大きさは0.21〜0.37mmで、浮くタイプです。
メーカーは、水温が低い時期やメダカの調子がよくないときにも与えやすい餌と説明しています。
秋に生まれた稚魚にも与えられる、とも書かれています。
この記事で紹介する9製品のうち、水温が12℃以下の季節の与え方まで書かれているのはこの製品だけでした。
2.5cmを超えた親メダカに合う3製品
大人になったメダカや、産卵させたい親メダカ向けの製品です。
キョーリン メダカのエサ 産卵繁殖用(金パケ)
公式サイトによると、粒の大きさは0.38〜0.6mmで、はじめは浮いてゆっくり沈むタイプです。
親メダカ向けで、子メダカには粒が大きめなのでつぶして与えるように書かれています。
メーカーは、産卵させるメダカのために作った餌と説明しています。
与え方は、すぐに食べきる量を1日2〜3回以上。
少ない量を何回にも分けるほうがよい、とも書かれています。
私の飼育場でメインにしているのは、この餌です。
キョーリン メダカの舞 コンプリート
公式サイトによると、粒の大きさは0.38〜0.7mmで、体の長さ2.5cmからの親メダカ向けと書かれています。
ベビー、ネクストと続くシリーズのいちばん大きい粒です。
メーカーは、繁殖に向いた親メダカを育てるための餌と説明しています。
浮くか沈むかは、公式サイトに記載がありませんでした。
テトラ キリミン カラー
公式サイトによると、薄くて平たいフレーク状で、よく浮くタイプです。
メーカーは、赤い色や光る体のメダカの主食として説明しています。
粒の大きさの数字と、どの大きさのメダカ向けかは、公式サイトに記載がありませんでした。
フレークは指でつぶせば細かくできるので、大きさを調整しやすい形ではあります。
| 製品 | 粒の大きさ | 浮き沈み | メダカの大きさ |
|---|---|---|---|
| メダカの舞 ベビー | 0.2mm以下 | 記載なし | ふ化3〜4日後から |
| パラクリア パウダー | 0.2mm以下 | ゆっくり沈む | 稚魚 |
| GEX パウダーフード | 記載なし | ほとんど沈まない | 針子から親まで |
| メダカの舞 ネクスト | 0.21〜0.37mm | 記載なし | 1cmから |
| パラクリア 顆粒 | 0.21〜0.37mm | ゆっくり沈む | 幼魚から親まで |
| ハイパー良消化 | 0.21〜0.37mm | 浮く | 秋生まれの稚魚にも |
| 金パケ(産卵繁殖用) | 0.38〜0.6mm | ゆっくり沈む | 親メダカ |
| メダカの舞 コンプリート | 0.38〜0.7mm | 記載なし | 2.5cmから |
| キリミン カラー | 記載なし | よく浮く | 記載なし |
粒の大きさを数字で細かく出しているのはキョーリンがいちばん多いです。
ほかのメーカーは数字が書かれていない製品もあるので、その場合は袋の中の粒を実際に見て確かめてください。
秋から冬は餌の回数を減らす
これから寒くなる時期に、いちばん気をつけたいのが餌の量です。
メダカは水温が下がると、食べる量も消化する力も落ちていきます。
ハイパー良消化の公式サイトには、水温が12℃以下の季節は3日から1週間ほど間をあけ、1日1回、ふだんの半分以下の量を様子を見ながら与えるように書かれています。
夏と同じ量を与え続けると、食べ残しが水を汚す原因になります。
冬の餌やりで失敗しやすいところは、冬のメダカの餌やりの記事にまとめています。
袋に書かれた「浮上性」「沈下性」の意味
餌の袋には、浮くか沈むかが専門的な言葉で書かれていることがあります。
| 袋の表記 | 意味 |
|---|---|
| 浮上性(高浮上性) | 水面に浮いたままのタイプ |
| はじめ浮いてゆっくり沈む(緩沈性) | しばらく水面にあって、少しずつ沈んでいくタイプ |
| 沈下性 | 入れるとすぐ底に沈むタイプ |
メダカはおもに水面近くで餌を食べるので、今回紹介した製品は浮くタイプか、ゆっくり沈むタイプがほとんどです。
よくある質問
針子に親メダカ用の餌をあげてもいいですか
粒が口に入る大きさにすれば与えられます。金パケの公式サイトにも、子メダカにはつぶして与えるように書かれています。私も針子の時期は、金パケをすりつぶして与えています。
1日に何回あげればいいですか
メーカーの目安は製品によって違います。金パケは1日2〜3回以上、メダカの舞 ベビーは1日5回以上が理想と書かれています。どちらも、すぐに食べきれる量を少しずつ、というのが共通点です。水温が下がる時期は回数も量も減らしてください。
餌は何種類もそろえたほうがいいですか
何種類も必要ではありません。私の飼育場では、人工の餌のメインは金パケ1つで、メダカの大きさに合わせてすりつぶすかどうかを変えています。
浮く餌とゆっくり沈む餌はどちらを選べばいいですか
メダカは水面近くで食べることが多いので、どちらでも与えられます。ゆっくり沈むタイプは、水面で食べきれなかった分が少しずつ沈んでいきます。与えたあとに底に残っていないかを見て、量を調整してください。
パラクリアはほかの餌と混ぜてもいいですか
メーカーの公式サイトでは、この餌だけで与えるように書かれています。混ぜて使う場合の目安も書かれているので、使う前に公式サイトで確認してください。
参考にした一次情報
この記事に書いた数字は、すべて各メーカーの公式サイトで確認したものです。
キョーリン メダカのエサ 産卵繁殖用|メーカー公式ページ
キョーリン パラクリア パウダー|メーカー公式ページ
キョーリン パラクリア 顆粒|メーカー公式ページ
キョーリン メダカのエサ ハイパー良消化|メーカー公式ページ
キョーリン メダカの舞 ベビー|メーカー公式ページ
キョーリン メダカの舞 ネクスト|メーカー公式ページ
キョーリン メダカの舞 コンプリート|メーカー公式ページ
テトラ キリミン カラー|メーカー公式ページ
GEX メダカ元気 パウダーフード|メーカー公式ページ
餌の次は、育て方の全体像を。
どの餌を選ぶかは、メダカをどう育てたいかで変わります。季節ごとの飼育と増やし方のノウハウを、電子書籍『メダカを一生の趣味に!』に1冊にまとめました。
最後におさらい
- 見るのはメダカの口に入る粒の大きさ。袋に書かれた「粒サイズ」の数字で確かめる
- 針子は0.2mm以下、1cmを超えたら0.21〜0.37mm、2.5cmを超えたら0.38mm以上が目安
- 親メダカ用の餌も、すりつぶせば針子に与えられる
- 秋から冬は、水温に合わせて回数と量を減らす
- 私の飼育場では、今も金パケをメインに与えている
餌は、高いものを選ぶより、メダカの口に合うものを食べきれる量だけ与えるほうが大事です。
この記事が、その一助になればうれしいです。
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