リーフィーアルビノ作出記録
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【PART1】リーフィーアルビノ作出までの過程を発信!

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今回は「リーフィーアルビノ作出までの過程を発信!パート1」というテーマで話していきたいと思います。

リーフィーの作出過程の発信に引き続き、リーフィーアルビノについても作出記録を発信していきたいと思い、作出までの過程をパートに分けて発信していきます。

内容は少しマニアックですが、メダカ飼育を始めたばかりの方にも分かりやすいように、しっかりとお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

それではみていきましょう!

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リーフィーアルビノとは?目標について

まずは、そもそも「リーフィーアルビノとは」というところから、ご説明していきます。

実は以前に「リーフィー」という、初めて僕のオリジナル品種を作出しました。

初めてのオリジナル品種ということで、僕自身とっても思い入れのある品種で、2025年12月現在で累代がF8まで進んでいます。

リーフィーが黒い体色の品種なので、対の存在となるリーフィーのアルビノverを作りたい!と思って、この挑戦は始まりました。

リーフィーアルビノの目標はシンプルで、こちらの通り。

目標

体色:白
体型:普通体型
目:アルビノ
ヒレ:ヒレ長スワロー

品種のコンセプトとしては「リーフィーの優雅なスワロー表現はそのままにアルビノ化する」ことです。

念の為ご説明すると、リーフィーの定義はヒカリ体型なのですが、リーフィーアルビノの方は普通体型を目指しています。

色々と理由はあるのですが、大きな理由としては「増やしやすい品種にしたい」というのと「選別漏れ個体を減らしたい」というのが大きな理由です。

詳しい説明は省きますが、ヒカリ体型というのはしっかりと選別をしないと、背曲がりを持つ個体が産まれやすく、なおかつヒレ長個体ですと、無精卵の確率も高くなってしまい、本当に増やすのが難しいです…

この増やす難易度の高さが「リーフィー」の弱点なので、その弱点を克服できるよう、リーフィーアルビノにおいては普通体型での作出を目標としています。

とはいえ、後ほど詳しく交配過程や狙いについてご紹介しますが、ヒカリ体型の個体も産まれてくるように親を選別していますので、どちらの体型も楽しめるようにしたいと思っています。

リーフィーアルビノの今までと現状について

続いて、今までの過程をお伝えしていきます。

最初に交配を始めたのが2024年の5月あたりで、元親はこの子たちです。

実はリーフィーからは、黒体色だけではなく白体色の個体が生まれることがありまして、アルビノは基本的に白体色の個体しか産まれてこないので、

リーフィーアルビノの一番最初の親は、その白体色の個体のオスと別品種のアルビノヒレ長のメスを親として選びました。

よく「リーフィーのアルビノは、たまたま産まれたのですか?」と聞かれるのですが、こんな風に偶然産まれたわけではなくて、目標とする表現を持つオスとメスを自分で選んで狙って作出をしています。

そうして産まれたのがこちらの子達(F1)です。

アルビノにするのが目標なので、体色はどうなっても良かったのですが、F1の子達はなんとも地味な感じでした…笑

ひとまずヒレ長が発現してくれたのでホッとしたのと、F1の段階でスワローとアースアイが発現したのが嬉しい誤算でした。

F1の子たちにどんな表現が発現しているかで、ある程度今後の見通しを立てることができるのですが、この段階で目標だった「リーフィーのアルビノ化」は出来そうだなと確信していました。

そうしてF1の子達は越冬をさせた関係で、F1同士で採卵したのが2025年の4月ごろ。

2025年10月にはF2の子たちが産卵可能サイズに育ってきて、F2の子たちの中で発現を確認できている形質はこちらの通り。

体型:普通体型、ヒカリ体型
体色:白、シルキー(黄色味がかった白)
目の変化:アルビノ、アルビノアースアイ
ヒレの変化:松井ヒレ長、スワロー

F2の子たちは、普通目とアルビノの両方が産まれてきていましたが、今回の目標はアルビノ化なので、アルビノ個体にのみ焦点を当てています。

確率で言うと、大体20%くらいの割合でアルビノ個体が産まれてきてくれました。

そうしてF2同士でペアを組んで、2025年12月現在はF3が幼魚サイズにまで育っています。

F2のアルビノ同士からの交配からは、100%アルビノが産まれてきていて、幼魚サイズから既にスワローの発現が確認できているので、ひとまずは目標とする個体たちが産まれてきてくれました。

もうこの段階で次の世代は、ほぼ同じような子たちが産まれてくるはずですが、今後はF3の子たちの成長を見守りつつ、より良い表現になるように親を選別していきたいと思っています。

最初にもチラッとお伝えしましたが、基本的には普通体型同士でペアを組みつつ、ヒカリ体型と普通体型のペアも組みたいと思っているので、どちらの体型も産まれてくるように、ペア組をしていく予定です。

リーフィーと並べてみるとこんな感じです。

ここだけの話、本当はそれぞれ「青い目・黒い体色」と「赤い目・白い体色」なので、遊戯王の「青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)と真紅眼の黒竜(レッドアイズブラックドラゴン)」をもじって、

「青眼の黒龍(ブルーアイズブラックドラゴン)」と「真紅眼の白龍(レッドアイズホワイトドラゴン)」という名前にしようと一瞬考えたのですが…やっぱりやめました笑

なぜオリジナル品種作出の過程を発信するのか?

続いて、なぜ僕がオリジナル品種作出の過程を発信するのか?についてお伝えしていきます。

その理由は主に2つあります。

オリジナル品種作出の過程を発信する理由
  • (自分だけのオリジナル品種を作れる)という改良メダカならではの楽しみ方を知って欲しいから
  • (作出の過程を発信することで)誰かの参考になったり品種の特徴や歴史も含めて知ってもらえると思ったから

中には

しっかりと完成してから世の中に出すべきでしょ!

という方もいるかもしれません。

でも僕は、作出の過程も含めて自分1人だけで楽しむよりも視聴者さんと一緒に楽しんでいけたらいいなと思っています。

また、もし皆さんが自分だけのオリジナル品種を作りたいと思った時に、過程の発信が少しでも参考になったら嬉しいという思いもあります。

あとはメダカを買うか迷っている時に、どのくらい表現がバラけるのか、固定率はどのくらいなのか、いつ産まれたのかなどを知りたい時ってありませんか?

販売者によっても違うのですが、販売している側も分からないということも意外に多いです。

皆んながみんなそれらを伝えるべきだとは全く思っていないのですが、

僕は自分が育てた・作出したメダカを少しでも理解してもらって、納得・安心した上でお迎えしたいただきたいので、今後もこうやって作出の過程を発信していこうと思っています。

マニアックな話になってしまいますが、興味がある方はぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。

いかがでしたでしょうか?

メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。

僕自身、メダカについて発信したり、メダカやオリジナルの飼育グッズを販売している中で、

「購入したメダカ、元気ですよ!」といったお声や「子どもや孫と一緒に癒されています!」といった温かいお声をたくさんいただきます。

その一つひとつが、僕にとって大きな励みであり、「メダカを好きになってよかったな」と心から思える瞬間です。

大変なことも多い毎日ですが、メダカに癒しをもらいながら乗り越えていきましょう!

僕の知識と経験は、今後も惜しみなく発信していきますので、ぜひ、チャンネル登録やコメントで応援していただけたら嬉しいです!

これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました^^

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